出版社内容情報
19世紀ロシア文学の異才レスコフの代表作を新訳。馬のことならなんでもできるイヴァンが預言者として遍歴にでるまでの数奇な生涯。
内容説明
馬のことならなんでもわかる男が語る奇想天外の放浪と遍歴―ロシア民衆に深く根ざした言葉の魔術師レスコフがその魅力を全開させた不滅の名作が、新訳で復活。鋼の蚤をめぐる奇譚「ぎっちょ」を併載。
著者等紹介
東海晃久［トウカイアキヒサ］
１９７１年生まれ。ロシア文学。訳書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ネムル
13
おっさんバカ話と片付けるは容易だし、ぐだぐだ独演小説もまた珍しくはないと思うのだが、観客を全て巻き込んでバカ話の場をつくりあげてしまう、レスコフの膂力はちょっとすごいな。訳者の東海晃久がレスコフの復権を唱えているので、河出に限らず光文社古典新訳や幻戯のルリユールなんかも応援してほしい。2020/02/14
