iPhuck 10

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  • サイズ B6判/ページ数 473p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309207476
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

出版社内容情報

近未来、謎の女にレンタルされたアルゴリズムの運命は?壮大な奇想と哲学が渦巻く暗黒のヴィジョンを開くベールイ賞受賞の最高傑作。

ヴィクトル・ペレーヴィン[ペレーヴェン,ヴィクトル]
著・文・その他

東海 晃久[トウカイ アキヒサ]
翻訳

内容説明

性交が禁じられた近未来、アルゴリズム警官に課せられたのはこの世界との対決だった―現代ロシア文学の旗手による最新にして最高の悪夢。ベールイ賞受賞の巨編。

著者等紹介

東海晃久[トウカイアキヒサ]
1971年生まれ。ロシア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

134
天才だね、この表紙もタイトルも《iPhuck 10》つまり I fuck 10。世に出たiphoneⅩを、舌を出したアインシュタインのような顔で眺める作者が、ほらよと差し出した感じ。ピンチョンがプレードランナー的な話を書いたらこう? この作家は初読みで、どの感度で拾っていいかは分からないが、リズムが楽しい。エロで猥雑でいやらしくない言葉遊び。プログラミングされたポルフィーリーは、デコードされれば消滅だけど、人間だって細胞の増殖から成長し、最後は細胞が死ぬのだとしたら、何が違うのかと思えてきた。また読もう。2018/11/03

藤月はな(灯れ松明の火)

101
母がこの本の表紙を見て「変わった題名ね・・・」と言った時、どう説明するかに四苦八苦しました(笑)未来ではAIがシンギュラリティを迎えた。それはありえそうなのに、性交渉は肉体よりもVRを通じて行われる為にモバイルの機能に「ファック」が付く様になったという設定だけでぶっ飛びます。流石、変態作家(褒め言葉)を輩出する国、ロシアだぜ!しかもポルフィーニィの語りからしてデッドプールめいていて可笑しい。でもオマージュ元が分かれば、もっと楽しかっただろうにな~(><)2019/04/09

syaori

57
近未来を舞台にした「現代批評小説」。確かに展開される21世紀アート論などに現代評や風刺を感じられますが、作者はもっと普遍的なことも批評しているように思います。それは芸術の意義。人は生きる苦しみや死を芸術に昇華することで克服してきたと言うけれど、それを大金で売買していることや、それで本当に苦しみを克服できたのかというAIの目を通した指摘から創作活動に対する皮肉な評価が見えるよう。人はなぜ生きるのか、この問に「呪われた答え」を出し続ける意義はあるのか? 勿論あると、これを書いた作者は信じているのだと信じたい。2018/11/05

ヘラジカ

41
ふざけすぎたタイトルに反して驚くほど緻密にして複雑、そして難読にして難解のSF巨編。芸術・映画・文学・哲学を横断する悪夢的サイバー神話世界と言えば良いだろうか。ペレーヴィンは初期の作品しか読んでいないためここまで苦戦するとは思いもしなかった。グロテスクで混沌たるヴィジョンを思い浮かべるのにやっと。頻出するIT用語も、そこまで不案内というわけでもないのに(情報科卒)頭に入らず難儀した。解説を読んでも5分1すら理解できていないのではないかと思う。ただし兎に角「凄いものを読んだ」感はあった。要再読。 2018/08/27

em

22
一体どういうアンテナの立て方をしていたら、こんな話が出てくるのだろう。犯罪捜査をしつつ警察小説を執筆する文学アルゴリズム。「歓びで一杯の存在」として創り出された後で苦痛を入力され、「贋ギプス」創作に従事させられるAIジャンナ。陰惨な画像ばかりをインプットしたらサイコパスなAIができたという(MITのプロジェクトの)ニュースを見たとき、確かにジャンナが経たような過程を想像した。そして思った。苦痛がなければ人は人たりえない。ではAIは?あのプロジェクトの行く末を考えると、気が遠くなる。2018/12/08

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