呪われた土地の物語―かつて何かが起きた、そしてこれから起こるかもしれない40の場所

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  • サイズ B5判/ページ数 136p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784309207414
  • NDC分類 209.04
  • Cコード C0098

出版社内容情報

悪魔の棲む館、怪物が出没する海峡、不幸を呼ふ?金鉱…人々の妄想を掻き立て、語り継がれた世界各地の「いわくつき」の土地の物語。

オリヴィエ・ル・カレ[カレ,オリヴィエ]
著・文・その他

鳥取 絹子[トットリ キヌコ]
翻訳

シビル・ル・カレ[カレ,シビル]
イラスト

内容説明

異変、絶望、不吉、悪夢、不気味…神も悪魔も、予測さえできなかった地獄がここにある。人々の妄想を掻き立て、語り継がれた呪われた土地40の物語。

目次

旧ヨーロッパのど真ん中から
地中海地方と南部アフリカのあいだ
インド洋のいっぽうの岸から他方へ
ベンガル湾のまわり
アジアとオセアニアのあいだ
アメリカ大陸のいっぽうの岸から他方へ
新世界の島々で
大西洋の風に吹かれて

著者等紹介

ル・カレ,オリヴィエ[ルカレ,オリヴィエ] [Le Carrer,Olivier]
ジャーナリスト、航海者。フランス・ブルターニュ地方在住。30年間、休むことなく精力的に世界の海の大半を航海。航海に関する技術や歴史の著書多数。地元に航海に関する初のライブラリーを創設し、広く海の世界の魅力を発信している

ル・カレ,シビル[ルカレ,シビル] [Le Carrer,Sibylle]
イラストレーター。おもなテーマは地図と旅行。本と言葉と色彩を愛するプロの製本師でもある。ポリネシアを航海したときの航海日誌を『ある夢の島』で発表

鳥取絹子[トットリキヌコ]
翻訳家、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたびー

36
地形や気候のせいで生活は愚か通行さえ困難な場所。人間の所業のせいで汚染され先行きの見えない場所。惨殺者の皇帝が建てた美しい都サマルカンド、ジル・ド・レの城などの歴史上の謂れを持った場所。などなど世界中に散らばる40の場所がオシャレなフランス語の地図と共に紹介されている楽しい本。オシャレな地図では青木ケ原樹海は関東甲信越全体を示す円で示され、なんとも分かりづらいのは仕方ないのかな。2023/09/17

星落秋風五丈原

35
どちらかと言うと後半のこれから起こるかもしれないって方が怖いです。収束してないんですもの。地図にもイラストレーターがいるんだ!2018/06/02

ヘラジカ

32
この手の本では珍しく(?)フランス人作家による作品。魅力的なテーマ。単に過去に事件や事故が起きたというだけではなく、自然災害が多発する地域や犯罪・自殺が多い場所にも触れられているため、一口に「呪われた土地」と言っても視野が広いので、あらゆる種類の忌まわしき場所が紹介されていて飽きない。訳文が少し読みにくいのと、イラストが地図と土地に関係していないものだらけ(謎の死神とか骸骨とか)なのが非常に残念。写真とは言わずとも風景の簡単なスケッチにするだけで本自体が豊かになると思うのだが…。紙面の無駄遣い感がすごい。2018/05/15

14
王家の谷とかサルガッソとか青木ヶ原とか。ただ写真は一切なく、でっけえ地図が一枚左側ページを埋め尽くしてるだけなので、なんか損したような気分になる。デュラスの太平洋の防波堤の背景となった「リーム平原」、アレはホントに土地の栄養価が乏しくてどうもならんやつだったんだなあ…。初読みからウン十年ぶりに背景が知れたので、それだけでも読んでよかった。2022/07/31

スプリント

14
不思議な雰囲気をもった装丁に惹かれました。そして没頭して読み続けました。世界は広く様々な顔を持っていることがわかります。日本も登場します。2018/08/20

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