出版社内容情報
「原初の光」を目指す教団は、二万三千の金髪碧眼の仲間を捜索する。20世紀初頭ツングース隕石に始まる驚異の三部作、完結。
ウラジーミル・ソローキン[ソローキン,ウラジーミル]
1955年ロシア生まれ。コンセプチュアリズム芸術運動に関わったのち、83年『行列』で作家デビュー。「現代文学のモンスター」の異名をとる。主な作品に、『ロマン』『青い脂』『氷3部作』、短篇集『愛』など。
松下 隆志[マツシタ タカシ]
1984年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程在籍中。訳書に、V・ソローキン『青い脂』がある。
内容説明
肉機械が渦巻く―両親を殺害され、みずからも氷のハンマーによって傷を負ったオリガは、犯人たちへの復讐を誓う。一方、光の兄弟たちは、驚異的な心臓の力をもつ少年ゴルンを得る。フィンランドの武器庫に隠された氷のハンマー、中国の秘密工場で働く「死んだ雌犬の仲間たち」、コギャルを愛する殺し屋…最初の指導者ブロの覚醒から七十七年を経て、二万三千人の仲間が「原初の光」のために結集を始める。“氷三部作”怒涛の完結編!!!!
著者等紹介
ソローキン,ウラジーミル[ソローキン,ウラジーミル] [Sorokin,Vladimir]
1955年ロシア生まれ。70年代後半からモスクワのコンセプチュアリズム芸術運動に関わる。83年、当時のソ連を象徴する風景を戯画化した作品『行列』を発表し、欧米で注目を集める。2010年に『氷』でゴーリキー賞受賞
松下隆志[マツシタタカシ]
1984年生まれ。日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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