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ドストエフスキー―カラマーゾフの預言

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309206974
  • NDC分類 980.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

『新カラマーゾフの兄弟』を機に不滅の文学者の新しい魅力を多面的にさぐる。亀山郁夫×中村文則、三田誠広、望月哲男、若松英輔他。

目次

『新カラマーゾフの兄弟』を読む(インタビュー 亀山郁夫『新カラマーゾフの兄弟』と『カラマーゾフの兄弟』を一気に楽しむための完全マニュアル;対談 亀山郁夫×中村文則 背後にドストエフスキーを感じながら;論考(杉田俊介 老い衰えていく神の信徒として―亀山郁夫『新カラマーゾフの兄弟』;陣野俊史 自己ガリバー化する商店街の欲望;友常勉 『新カラマーゾフの兄弟』のメタ・クリティーク))
エッセイ(三田誠広 続篇を書くということ;上田岳弘 ドストエフスキーの予言、その出口)
翻訳 ヴァレーリィ・ポドロガ 身体、肉体、触れること
対談 奥泉光×いとうせいこう『地下室の手記』の主人公は空気読みすぎ
論考他(望月哲男 古儀式派信徒の肖像―「死の家」の風景から;松下隆志 膨張する“我”の思想―ユーリー・マムレーエフとドストエフスキー;若松英輔 ドストエフスキーの「遺言」;安藤礼二 ロシア的人間―井筒俊彦とドストエフスキー;前田英樹 ドストエフスキーと小林秀雄;小泉義之 ロバの鳴き声―デカルトからドストエフスキー的白痴へ;田島正樹 『白痴』の謎;倉数茂 魔術的時空間―ゴシック・メロドラマとしての『カラマーゾフの兄弟』;石川義正 『宙返り』のあとで)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シッダ@涅槃

19
『地下室の手記』ファンはいとうせいこう×奥泉光の対談は必読!痛快である。しかし『新カラ~』未読なので他は読むかわからん。オススメの項目あったら教えてください。ちなみに図書館本。2016/11/24

yumiha

19
主に『新カラマーゾフの兄弟』(亀山郁夫)の紹介とその評価をめぐる本だった。確かに「父殺し」はドストエフスキーのテーマのひとつだろうけれど、それだけではないと思ふ。私にとっては、「カラマーゾフの遺言」(若松英輔)の宗教や虐げられた人々などの考察が、一番納得し示唆をもらった。2016/06/08

えっ

1
ソローキン訳者のお三方の論考を目当てに読む。色々な切り口からドストエフスキーについて書かれており、軽いものから重いものまで多様。マムレーエフ、死の家の記録、小林秀雄に興味を待った。いとうせいこうさんの対談が楽しく、地下室の手記を一先ず読み始めた。新カラマーゾフに関する記事、亀山さんという人はドストエフスキーの登場人物に居そうだと思う。ポドロガは難しくて読むのに苦戦したが面白かった。2023/07/07

工藤 杳

0
新カラマーゾフのあたりは驚くほどどうでもよい。ポドロガ(東海晃久)のドス論。ざわめき、狭間、身体2018/02/06

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