• ポイントキャンペーン

マルグリット・デュラス―生誕100年 愛と狂気の作家

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309206592
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

生誕100年記念特集。未邦訳小説、エッセイ、対談他、金原ひとみによる新訳、保坂和志、吉田喜重、中島京子、清水徹、郷原佳以等。

目次

マルグリット・デュラスの受容―『愛人 ラマン』まで(清水徹)
モラルと反モラルのはざまで(吉田喜重)
新訳 『モデラート・カンタービレ』第七章(マルグリット・デュラス)
小説 あぁ!エルネスト(マルグリット・デュラス)
エッセイ ドーヴィルと死(マルグリット・デュラス)
対談 ただ狂人たちだけが完璧に書く(マルグリット・デュラス;ジャン・シュステル)
エッセイ ユートピアの断片(ディオニス・マスコロ)
エミリー・Lと彼女たち(福田尚代)
何度も書かれる物語を何度も読む至福―『愛人 ラマン』『北の愛人』『太平洋の防波堤』(中島京子)
デュラスとバルテュス(田中倫郎)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんすけ

18
『北の愛人』を読み終えて十日を過ぎたが、あの余韻はいまも強く残る。 狂ったように愛を語り語らせるものは、繰り返しに過ぎないように観えて読者を飽かせない。 本書の中で保坂和志は「性欲と狂気と暴力が混然一体となる」と記している。 だがそれは乾いたものであり、エロティシズムも感じさせない。そこには読者をゆさぶって止まないものがる。 デュラスは捨てきれない思い出を執拗に追い続けて己を隠すことなくありのままを綴ったからなのだろう。 次は『苦悩』を読まねばならない。2022/09/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8238439
  • ご注意事項