狼少女たちの聖ルーシー寮

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狼少女たちの聖ルーシー寮

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309206547
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

人間に矯正させられる狼少女、ミノタウロスの父と旅する少年、死んだ妹をさがす兄弟…。大注目作家による奇妙で独創的な初短篇集!

制服を着せられた狼少女たち。
ワニとレスリングする少女。雪の宮殿を守るイエティ婦人。
ミノタウロスは西部を目指し、海賊の子孫は雪山で歌う……。

スティーヴン・キング絶賛!
ファンタジー、ホラー、現実と非現実の境目を跳躍する、カレン・ラッセル初短篇集
摩訶不思議で奇妙、孤独で可笑しい10の物語。


★不協和音を奏でるイメージがページから飛び出しては読者をさらう。 「タイムズ」

★エイミー・ベンダー、ジュディ・バドニッツ、ケリー・リンクに続く、新しい世代の書き手! 「パウエルズ・ブックス」

★大胆不敵なラッセル独自の作風に最高にワクワクさせられる。 「ガーディアン」

★目がくらむほど独創的。 「メトロ」

★本当に摩訶不思議で奇妙な設定! 「デイリー・メール」


カレン・ラッセルは、明るく絶望を語ることのできる作家だ。奇想天外な設定もただ奇をてらっているのではなく、人間が持つ可笑しさや哀しさを増幅させるために選択されており、とても正しいと感じる。彼女のはじめての作品集である本書を翻訳することが叶い、心の底からうれしく思う。 ――松田青子(「訳者あとがき」より)

アヴァ、ワニと格闘する
オリビア探し
夢見障害者のためのZ・Z睡眠矯正キャンプ
星座観察者の夏休みの犯罪記録
西に向かう子どもたちの回想録
イエティ婦人と人工雪の宮殿
貝殻の街
海のうえ
ナンバー00/422の概要
狼少女たちの聖ルーシー寮

【著者紹介】
1981年フロリダ州生まれ。23歳で〈ニューヨーカー〉にてデビュー。卓越した想像力と独自の世界観が絶賛される。初の単行本となる本書で、米図書協会の注目作家に選ばれる。他に長篇『スワンプランディア!』。

内容説明

制服を着せられた狼少女たち。ワニとレスリングする少女。雪の宮殿を守るイエティ婦人。ミノタウロスは西部を目指し、海賊の子孫は雪山で歌う…摩訶不思議で奇妙、孤独で可笑しい10の物語。

著者等紹介

ラッセル,カレン[ラッセル,カレン] [Russell,Karen]
1981年フロリダ州マイアミ生まれ。23歳で『ニューヨーカー』にてデビュー。卓越した想像力と独特の世界観が絶賛される。2006年刊行の『狼少女たちの聖ルーシー寮』で、米国書協会の「35歳以下の注目すべき作家5人」、『ニューヨーカー』の「25歳以下の注目すべき作家25人」に選ばれる。2010年に発表した初の長篇『スワンプランディア!』(左右社)は、2012年のピュリッツァー賞フィクション部門にノミネート、スティーブン・キングが選ぶ「2010年小説ベスト10」に選出された

松田青子[マツダアオコ]
1979年兵庫県生まれ。作家、翻訳家。同志社大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

93
ホラーというよりは幻想文学。愛情に飢えた子ども達は、孤独と不安の中で悪夢を見る。いろんなものを失くして大人になっていく姿を、表題作『狼少女たちの〜』はわかりやすく描いていると思う。人間へと矯正される施設で、狼らしさが徐々に失われる様子は痛々しい。ミノタウロスにイエティ、SF風のもの、おかしみを感じるものなど、おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさだが、後味は苦い。2017/08/18

Koichiro Minematsu

56
松田青子氏の和訳ということで読み始めたが、カレン・ラッセルの世界観に、オジサンの頭は対応できないでいる。ぼんやりと感じるのは、人の未完成、未発達のなかにある定まらない揺れを表現しているのか? 10編の物語を咀嚼するにはまだ時間が必要のよう。ダークでもない明るい奇抜さ。オジサンは頭が柔らかくないようだ。2020/12/21

まつこ

55
子供部屋でおもちゃ箱をひっくり返して、さらにその上からクレヨンでいたずら書きしたような短編集。それでいて話ごとに独自のルールがみえる。タイトルも秀逸で毎日どんな話か楽しみで読み進めました。ただ気を許すと読むのが難しいので、最初に訳者あとがきのあらすじを読んでもいいかもしれません。好きなのは『夢見障害者のためのZ・Z睡眠矯正キャンプ』『星座観察者の夏休みの犯罪記録』『オリビア探し』『イエティ婦人と人工雪の宮殿』『貝殻の街』。子供たちの危うさが苦い味して旨みを感じた。2016/03/23

かわうそ

31
幻想が日常の延長であったりそうでなかったりする世界で少年少女が痛みや諦めを知る物語が唐突に宙に放り出されるかのような形で結末を迎える様子は現実のとらえどころのなさを現しているようだなあとか思ったり思わなかったり。2014/09/17

キキハル

26
奇妙な味わいの短編集。子どもを中心に据えたお話が多い。彼らが生きる世界は狭く、制限付きの行動や理不尽な扱いが常だが、夢想だけは自由に羽ばたいていける。中でも、いなくなった妹を探し続ける兄のお話、貝殻の中に入ってしまうお話、ミノタウロス父さんが引く牛車に乗って旅をするお話が印象的だった。子どもなりに周囲との距離を測り、順応したり反抗したり。上手くやったつもりなのに傷ついてしまうのが嫌だ。ラストの結び方がどれも良かったが、すべて読了したあとに残ったのは寂しさだった。ままならなさにはまり込むと危ない一冊。2014/10/27

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