出版社内容情報
カナリア諸島のリゾートで過ごす快楽の一週間。現代の自由とカルトをめぐる物語。荒涼たる島を著者自身が撮影した写真80点も収録。
【著者紹介】
1958年生まれ。現代フランスを代表する作家。長篇『素粒子』がセンセーションを巻き起こし、世界各国で翻訳される。ほかに『闘争領域の拡大』『ある島の可能性』など。最新作『地図と領土』でゴンクール賞受賞。
内容説明
カナリア諸島のランサローテ島。地震と火山の噴火によって破壊された荒涼たる大地。赤、黒、薄紫の岩場に生える奇妙な形状のサボテン群。20世紀最後の年の1月、4人の男女がそこで出会う。自由とカルトをめぐる物語。著者撮影の写真83点収録。
著者等紹介
ウエルベック,ミシェル[ウエルベック,ミシェル] [Houellebecq,Michel]
1957年生まれ。怪奇幻想作家ラヴクラフトをめぐるエッセーでデビューし、小説『闘争領域の拡大』(94)で注目される。続く長篇『素粒子』(98)が大ベストセラーとなり、世界30か国以上で翻訳・映画化される。現代社会における自由の幻想への痛烈な批判と、欲望と現実の間で引き裂かれる人間の矛盾を真正面から描きつづける、現代フランスを代表する作家。『地図と領土』(10)でゴンクール賞受賞。音楽や映画などジャンルを超えて活動している
野崎歓[ノザキカン]
1959年新潟県生まれ。フランス文学者、翻訳家、映画・文芸評論。東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に『ジャン・ルノワール越境する映画』(サントリー学芸賞)、『赤ちゃん教育』(講談社エッセイ賞)、『異邦の香り―ネルヴァル『東方紀行』論』(読売文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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