内容説明
美しい金髪の下級生を誘拐する、有名私立中学校の女子三人組(「とうもろこしの乙女」)、屈強で悪魔的な性格の兄にいたぶられる、善良な芸術家肌の弟(「化石の兄弟」)、好色でハンサムな兄に悩まされる、奥手で繊細な弟(「タマゴテングタケ」)、退役傷病軍人の若者に思いを寄せる、裕福な未亡人(「ヘルピング・ハンズ」)、悪夢のような現実に落ちこんでいく、腕利きの美容整形外科医(「頭の穴」)。1995年から2010年にかけて発表された多くの短篇から、著者自らが選んだ悪夢的作品の傑作集。ブラム・ストーカー賞(短篇小説集部門)、世界幻想文学大賞(短篇部門「化石の兄弟」)受賞。
著者等紹介
オーツ,ジョイス・キャロル[オーツ,ジョイスキャロル][Oates,Joyce Carol]
1938年アメリカ・ニューヨーク州生まれ。63年に短篇集『北門のかたわらで』でデビュー。68年長篇『かれら』で全米図書賞を受賞したほか、ミステリー、ホラー、ファンタジー、ノンフィクション、児童書など、ジャンルを超えて数多くの作品を発表する。ケネディ家の悲劇を扱った『ブラック・ウォーター』(92)と、マリリン・モンローの生涯を綴った『ブロンド』(2000)がピューリツァー賞最終候補。近年はノーベル文学賞候補として名前が挙がる
栩木玲子[トチギレイコ]
1960年生まれ。法政大学教授。専門はアメリカ文学・文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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(C17H26O4)
かりさ
sk4
藤月はな(灯れ松明の火)
里季