内容説明
『ナルニア国物語』のルイス、『指輪物語』のトールキン、そしてふたりと親交の深かったウィリアムズを育てたオックスフォード大学のサークル「インクリングズ」。二十世紀ファンタジー誕生の現場を三人の生涯とともにあざやかに描き出す評伝文学の名作。
目次
第1部(「ああ、自分の言葉で話ができる者は」;「何だって?君も?」 ほか)
第2部(C・W;「途方もない言葉の奔流」)
第3部(「彼らは僕の精神によい影響を与える」;「話し合うことは何もなかった」 ほか)
第4部(「誰もやってこなかった」;顔を持つまで)
著者等紹介
中野善夫[ナカノヨシオ]
1963年生まれ。翻訳家
市田泉[イチダイズミ]
1966年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かもめ通信
10
『ナルニア国物語』のルイス、『指輪物語』のトールキン、そしてふたりと親交の深かったウィリアムズを育てたオックスフォード大学のサークル「インクリングズ」。 なかでもとりわけC・S・ルイスにスポットを当てて、二十世紀ファンタジー誕生の現場を描き出そうという試みがこの評伝だ。 彼らは出会い、影響し合い、時に葛藤し、理解し合い、袂を分かちもする。 物語が生まれた背景を知り、またまた何度読み返したかしれない物語へと戻っていきたくなった。2014/01/26
kozawa
0
1979年頃のものをようやく2011年和訳出版。トールキンのbioは同著者の(やはり相当タイムラグありで2002年和訳の『J.R.R.トールキン―或る伝記』に譲っている。面白く流し読みしたへたれの私です。諸々を含めてトールキンの伝記ファンタジー映画とかインクリングズファンタジー映画とかにしても面白いんじゃないかと思ったりするような、まぁ私の読み方は色々おかしいです。2012/03/21