景福宮(キョンボックン)の秘密コード―ハングルに秘められた世宗大王の誓い〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309205755
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

宮廷に巣くう陰謀と複雑な権力関係のラビリンスに迷い込んだチェユン。そして、立ちはだかる世宗大王!圧倒的な筆力!韓国で35万部のベストセラー歴史ミステリー。

著者等紹介

イジョンミョン[イジョンミョン]
雑誌社と新聞社で15年記者として働いた後、『千年後に』で小説家デビュー。2006年、『景福宮の秘密コード―ハングルに秘められた世宗大王の誓い』(原題『根の深い木』)が、韓国でベストセラーとなる

〓淵弘[ベヨンホン]
東京都生まれ。通信社や週刊誌記者を経てフリージャーナリスト・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

17
連続殺人事件の真相解明。この作者、かなり最後の最後まで引っ張るなあ……と『星をかすめる風』でも思ったけど、緊張感があって良かった。ドラマ版のストーリーとか覚えててもいい意味で役に立たないし、犯人わからないから(笑)「話さなければならない真心があり、文字にして残さなければ消えてしまう善意もある」(p.147)世宗にこの言葉を言わせるきっかけとなったソイと世子妃の友情など、「美しい虚構」(『星をかすめる風』あとがき)に満ちている。2021/03/15

むつぞー

7
この辺りの歴史はまだまだ勉強不足なので、こんな見方があったのかという意味での驚きはないけど、全てが興味津々で面白くありました。 もうちょっと歴史がわかっていればもっと楽しいかもしれませんね。 ただ歴史ミステリなんだけどと謎解きはもうちょっとガッツリとした展開が欲しかったかな。 口の聞けない女官・ソイ、検死官・カリオン、王の護衛官・ムヒュルなど怪しい人物は多いのに、読めてしまう部分も多くて…。 ともかくアクションあり、陰謀ありと個人的には好みが揃ってます。あとはロマンスの部分が物足りないけど。 2011/10/18

みちみち

5
上に引き続き前半はまったく話が進まないというか、テンポが悪いというか…ようするに面白くはないのですが、謎が解け始めてからの面白さは最高です!王様や家臣の民を思う気持ち、主人公の真実の究明に捧げる信念、とても感動しました。1冊半つまらなくても読んでよかった!笑 元々ハングルが好きだったので時代背景というか、過程が分かって良かった。ハングルすごいよー!世宗王まじで尊敬。日本はやはり島国なんだなと改めて実感した。2015/01/27

ふわわん桜

4
「根の深い木は風に揺るがず、花が美しく実が多い。深い泉の水は早魃にも枯れず、小川をなして海へ流れる。」日本人の私には『根の深い木』といぅ原題がいまいちピンと来なかったのですが、あとがきを読み、この言葉がハングルを象徴する言葉であると初めて知り、深い感動をおぼえました。原作には私の好きな殺し屋ユン・ピョンも秘密結社・密本も登場しないけれど、久しぶりに読書をして本を読み終え時、清々しい気分になれたのがとても嬉しい(*^-^*)。最後に私を驚かせてくれたのはムヒュル!!さすが武士っ(笑)カッコいぃ♪♣3.0点2013/05/23

Astroswitch

3
世宗は素晴らしい人格者だと思った。彼がハングルを作って、朝鮮半島が変わっていったんだと感慨深くなった。チェユンの向こう見ずな所は少し変わっていて、頭を使いながら危険や罪を犯すことも顧みず、一冊の本と命を守るために動いていた。チェユンは本当に頭が良く、誰も気づけなかった真実にたどり着いた。沢山の困難を前にしても、挫けず乗り越えられた心の強さがとても羨ましい。彼らには、これからどんな未来が待っているのかを考えるのも、楽しいかもしれない。2019/10/10

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