出版社内容情報
孤独と苦悩と幻滅の極にあった中年の男女が、ある夜マンハッタンの場末のバーで偶然出会い、三流ホテルの部屋で互いの過去を忘れるかのように激しく求め合う。恋と激情と再生の物語。
内容説明
フランスの著名な舞台俳優フランソワ・コンブは、若い劇団俳優と関係を持った女優の妻と別れ、第二の人生を求めてニューヨークに来ている。ある夜、場末の軽食堂で出会ったケイと一晩中飲み続け、三流ホテルの部屋でそれぞれの人生を忘れるかのように身体を求め合う。女の意想外の過去、嫉妬と激しい諍い…。安ホテル、男の部屋、そして謎に満ちた女の部屋、マンハッタンの三つの部屋を舞台に繰り広げられる、自伝的要素の濃い、激しい恋と再生の物語。
著者等紹介
シムノン,ジョルジュ[シムノン,ジョルジュ][Simenon,Georges]
1903‐1989。フランスの小説家。ベルギーのリエージュの貧しい家庭に生まれる。15歳で学校をやめ、パン屋、本屋などに勤めた後に16歳で地方紙の記者になり、18歳で処女作『めがね橋で』を発表して作家デビュー。26歳で発表した『怪盗レトン』からはじまる“メグレ警視シリーズ”は八十四篇を数え、各国語に翻訳されて世界的な名声を博す。生涯で三百点を超える作品を発表
長島良三[ナガシマリョウゾウ]
フランス文学翻訳家。1936年東京生まれ。明治大学仏文科卒業。早川書房編集部を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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