かいじゅうたちのいるところ

エガーズ，デイヴ【著】〈Ｅｇｇｅｒｓ，Ｄａｖｅ〉/小田島 恒志/小田島 則子【訳】

河出書房新社（2009/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 283p／高さ 20cm
• 商品コード 9784309205304
• NDC分類 K933
• Cコード C0097

出版社内容情報

さあ、かいじゅうおどりをはじめよう！　子どもと、かつて子どもだった大人、誰の心のなかにもある心地よく秘密めいたものがたり。20世紀最高の絵本と絶賛された「かいじゅうたちのいるところ」待望の小説版！

内容説明

２０世紀最高の絵本と絶賛され、世界中で２０００万人以上の読者に愛され続けてきた作品がついに小説となった！子どもと、かつて子どもだった大人たちへ。

著者等紹介

エガーズ，デイヴ［エガーズ，デイヴ］［Ｅｇｇｅｒｓ，Ｄａｖｅ］
１９７０年生まれ。作家。２０００年に『驚くべき天才の胸もはりさけんばかりの奮闘記』が４０週連続で全米ベストセラーリスト入りし、ピュリッツアー賞候補になるなど大きな話題に

小田島恒志［オダシマコウシ］
１９６２年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。戯曲翻訳により１９９５年度湯浅芳子賞受賞

小田島則子［オダシマノリコ］
翻訳家、大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[けんちゃん]

図書館で。特にむずかしくもなく、読みやすかったのに、読了までに時間がかかりました。どうしても絵本と比較してしまうのですが、やはり別物として楽しんだらよかったのだと思います。あとがきで筆者も映画、本小説、絵本、それぞれのマックスがいる…と書いてある通り。DVDはまだ見ていませんが、切り替えて楽しめたらと思います。唯一うれしかったのは、あの小田島雄志さんの息子さん夫妻が訳をされていたこと…かな。

2011/05/22

[ぱせり]

映画に書かれなかったあれこれの物語もあったけれど、逆に映画だからこそできた表現も確認することができました。両方に出会えてよかったです。かいじゅうたちはやさしいけれど、怖ろしい。それでも「アウゥゥゥ・・・」になる。かいじゅうたちが歌う美しい歌に新しい歌が生まれたような気がします。世界中でたくさんのマックスたちが、どこかでかいじゅうおどりをしている、そして、たくさんの湯気のたつスープが彼らを待っている。それぞれみんな違う姿、違う味で・・・それもとっても素敵なことだと思います。

2010/03/04

[SHIN]

絵本で有名な本書を読了。マックス家での展開から一転したときに、初めて本のタイトルの意味を知った。人は〝かいじゅう〟でも複数いると好き嫌いを自然と選別してしまうもの、理由をつけたとしても自分のための政策は実を結ばないことを知った。

2021/11/27

[tonmin]

子供のころを思い出す物語。わがままで、やんちゃで、なきむしで、こわがりで、そんな子供のころが思い出されます。そして、実にリアルです。現実的に本当に子供は無力です。それでも懸命に生き１歩１歩大人になるんですね。http://www.facebook.com/photo.php?fbid=160558444041731&set=a.141695309261378.27731.100002627306719&type=1&theater

2010/05/15

[UNI／るるるるん]

絵本の小説版。子どもの頃は怖かった絵本。挿絵無しで、文字に自分の想像の色をつけると楽しい！自分の中の子ども心を刺激してくれる最高の本。

2017/10/08