出版社内容情報
ウッドストック・フェスティバル――その成功の陰には、借金まみれのモーテルを救うため、コンサートを町に誘致したゲイ青年がいた!? 2009年全米公開、監督アン・リー映画原作の回想録。
【著者紹介】
インテリア・デザイナーとして働く傍ら、親が経営する破産寸前のモーテルを救うため、伝説のコンサートを町に誘致する。その顛末を書いたのが本書。その後、作家・脚本家として成功。大学で創作と演技を教えている。
内容説明
ユダヤ人でゲイでデブ…幼い頃から差別を受け、シニカルなユーモア精神だけを支えに生きてきた青年エリオット。ニューヨークでデザイナーとして成功し、セレブたちとゲイライフを楽しむも、稼いだ金は、さびれた町で破産寸前のモーテルを営む強欲な親に吸いとられるむなしい日々。そんな1969年の夏、「ウッドストック・フェスティバル」が開催地を探していることを知り、エリオットはモーテルの客寄せにちょうどいいと、コンサートをわが町に誘致する。プロデューサーのマイケル・ラングと共にやってきたのは、ありとあらゆる困難と、めくるめく奇跡の3日間だった。
目次
ホワイト・レイクで途方に暮れる
タイチバーグ家の呪い
ぼくのもうひとつの人生
不気味に笑いながら墓穴を掘りつづける
差別の壁をやぶる
金の卵を産むガチョウが飛んでくる
世界が生まれ変わる
最初の波が押し寄せる
地元住民の反乱
誰もが分け前をほしがる
ついにその日がやってくる
ウッドストックを連れて
著者等紹介
矢口誠[ヤグチマコト]
1962年東京生まれ。慶應義塾大学国文科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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