内容説明
“西のはて”の都市国家アンサルは、オルド人の侵略によってかつての栄光を失い、文字を邪悪なものとして恐れるオルド人から書物をもつことが固く禁じられていた。名家出身の母がオルド人の兵士に襲われて身ごもった子どもである少女メマーは、侵略者たちを憎み、復讐を心に誓いながら成長する。ある日メマーは、交易と文化の担い手だった一族の館の小部屋に本が隠されていることを知り、当主である道の長からひそかに教育を受けるようになる。メマーが十七歳になったばかりの晩春、アンサルに“高地”生まれの詩人オレックと、その妻グライがやって来る―。
著者等紹介
ル=グウィン,アーシュラ・K.[ルグウィン,アーシュラK.][Le Guin,Ursula K.]
1929年カリフォルニア州バークレーに生まれる。1962年に作家としてデビュー。斬新なSF/ファンタジー作品を次々に発表し、ほどなく米国のSF界の女王ともいうべき輝かしい存在になる。SF/ファンタジー以外の小説や、児童書、詩、評論などの分野でも活躍。代表作に『闇の左手』、『所有せざる人々』、「ゲド戦記」シリーズ、「空飛び猫」シリーズほか。ネピュラ賞、ヒューゴー賞、ローカス賞、ボストングローブ=ホーンブック賞、全米図書賞、マーガレット・A・エドワーズ賞など数々の賞を受賞
谷垣暁美[タニガキアケミ]
1955年生。1988年から雑誌記事や英米の小説、ノンフィクションの翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
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星落秋風五丈原
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湖都