内容説明
ブルーベアは二十七の人生を生きる。その半分、十三と二分の一をぼくはこの本で明かそうと思う。そのほかについては語るまい…。こびとの海賊、クラバウターお化け、おしゃべり波、救助ザウルス…幻の大陸ツァモーニエンを舞台に、みなしごブルーベアの冒険が始まる!まったく新しい壮大なファンタジー。
著者等紹介
メアス,ヴァルター[メアス,ヴァルター][Moers,Walte]
1957年生れ。ドイツを代表するコミック作家。1985年にコミック「ははあ!」でデビュー。初めての小説である『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生』が、発売と同時に人気を呼び、100万部を超える大ベストセラーとなった。現在ハンブルグ在住
平野卿子[ヒラノキョウコ]
翻訳家。お茶の水女子大学卒業後、ドイツのテュービンゲン大学留学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
円盤人
5
「ブルーベアは二十七の人生を生きる。その半分、十三と二分の一をぼくはこの本で明かそうと思う。クマたるもの、陰の部分をしょっていなければならぬ。それでこそ、謎めき、魅力的にもなろうというものだ」。本作はこの、人を食った序文から始まる。青いクマが太古の大陸を旅し、13と1/2の冒険を繰り広げる奇想天外なファンタジーで、力技の大ボラと、ペダンティックで緻密な小ボラ、二種類の嘘が縦横無尽に混ざり合い、実にゆかいな読書空間へトリップさせてくれる。僕の人生最良の小説。児童書だが、ひとりでも多くの大人に読んで貰いたい!2018/09/08
本のしおり
3
もうほんとに、めちゃくちゃ好きな本。 三回は読み直した。 言葉では言い表せられないほど、おもしろい。
ともこ
3
物語の舞台設定、登場するキャラクターが魅力的。早く続きを読みたくなる。2013/02/03
やす
2
とてもワクワクする児童文学の名著。 章ごとに全く違う世界で好みはあるかも2024/03/17
青
2
クルミの殻に入って海を漂っている時点で、心をわしづかみにされました。ブルーベア、見かけによらず(失礼)頭いいですよね。2014/07/13