内容説明
暴力が駆けめぐるコロンビアの都市メデジンで、美しい殺し屋は死に囲まれて生きてきた。鋏と銃弾、セックスと報復、快楽と苦悩の人生を。彼女は8歳で犯され、男の局部を鋏で突いて復讐したことから鋏のロサリオと呼ばれていた。中南米のスラムを舞台に、美貌の殺し屋を巡る痛ましくも美しいラブ・ストーリー。
著者等紹介
フランコ,ホルヘ[フランコ,ホルヘ][Franco,Jorge]
1962年、コロンビアのメデジンに生まれる。ロンドン・インターナショナル・フィルム・スクールで映画について学ぶ。映画制作よりも小説を書きたいと思うようになり帰国。ボゴタのハベリアナ大学で文学を専攻する。1996年『呪われた愛』で国内のペドロ・ゴメス・バルデラマ小説コンクール第1位、1997年『悪い夜』で第14回ペレイラ市主催小説コンクール第1位、『ロサリオの鋏』で1999年コロンビア文化省の小説部門のスカラシップを得るとともに、翌年、スペインのハムレット国際小説賞を受ける。2002年『パライソ・トラベル』発表。ガブリエル・ガルシア=マルケスに招かれ、キューバ映画テレビ国際学園でシナリオ教室「物語の作り方」の講師を務める
田村さと子[タムラサトコ]
1947年、和歌山県新宮市に生まれる。お茶の水女子大学卒業後、メキシコ国立自治大学、スペイン国立マドリード大学に留学。帰国後、お茶の水女子大学大学院博士課程修了。1991年、同大学にて学術博士号(Ph.D)取得。ミストラル研究によりスペイン王立アカデミーチリ支部・チリ言語アカデミー外国人会員に東洋人として初めて選出される。1995年、ラテンアメリカ文学への貢献に対してセンテナリオ・アスール・ルベン・ダリーオ賞、1996年、これまでの国際的文学活動に対して第21回地球賞、2001年、第5回クルテア・デ・アルジェシュ国際詩大賞など受賞。現在、帝京大学大学院教授。著書に、詩集『深い地図』、『イベリアの秋』(第3回現代詩女流賞)、など
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感想・レビュー
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三柴ゆよし
白黒豆黄昏ぞんび
ヘラジカ
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