内容説明
広島で被爆した少女。ナチから逃れた科学者とユダヤ人の妻。50年後のN.Y.で、3人の秘密と謎が解き明かされていく―20世紀最大の犠牲と犯罪、「ヒロシマ」「原爆」を描きアメリカで今話題の問題小説。2002年カナダ・日本文学賞受賞、カナダでベストセラー第1位。
著者等紹介
ボック,デニス[ボック,デニス][Bock,Dennis]
1964年8月生まれ。ドイツ系カナダ人作家。オンタリオ湖北岸のベルヴィルで生まれた。現在もトロント周辺に住む。両親は1950年代半ばにカナダへ移民したドイツ人。ウェスタン・オンタリオ大学で英文学と哲学を専攻、在学中に一年ほどスペインに滞在したが、卒業後さらに五年間マドリードで暮らす。ベルリン・オリンピックに出場した選手の孫、という設定の若者を中心に、短篇連作の形式をとった『オリンピア』でデビュー(1998年)
小川高義[オガワタカヨシ]
1956年生まれ。横浜市立大学国際文化学部助教授
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