オリンピア・プレス物語―ある出版社のエロティックな旅

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  • サイズ B6判/ページ数 512,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309203546
  • NDC分類 023.067
  • Cコード C0098

内容説明

過激な出版人モーリス・ジロディアス。父の死をきっかけに20歳(1939年)で出版業をひきついだジロディアス―ポルノ作品を多く出版するかたわら、英米では出版できなかった“呪われた作家”たちを、パリで発禁を恐れずに世に出すことに情熱を傾けた反権力の出版者―「クリティーク」誌(バタイユ編集)や「エディション・デュ・シェーヌ」社の創設者という栄光とともに、訴訟と破産と追放にみまわれた、挫折の一生をもヴィヴィッドに描く。

目次

オベリスク・プレスとヘンリー・ミラー
モーリス・ジロディアスの登場
過激な出版社オリンピア・プレス
破天荒な『赤毛の男』
『ロリータ』事件
『キャンディ』騒動
終わらない悲喜劇
『O嬢の物語』の本当の物語
『裸のランチ』の出版
輝かしき夜、暗澹たる昼
オリンピアUSA
落ちぶれた出版人の孤独

著者等紹介

ディ・セイント・ジョア,ジョン[ディセイントジョア,ジョン][De St Jorre,John]
オックスフォード大学を卒業後、外務省に入り、アフリカ数か国に勤務。ついで「オブザーヴァー」紙のアフリカ特派員となり、頻発する紛争を取材した。パリ、中東を経て、ニューヨークでフリーのジャーナリストに
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしだ まさし

3
ジョン・ディ・セイント・ジョア『オリンピア・プレス物語』河出書房新社を読了。 サブタイトルは「ある出版社のエロティックな旅」だけれど、別にエロティックな内容の本ではない。1953年にパリで設立されたポルノ小説専門の出版社、オリンピア・プレスの盛衰を詳細に描いたノンフィクションである。これが、壮絶に面白い。 オリンピア・プレスにはその前身としてのオベリスク・プレスという出版社があり、そこで出された本が、ヘンリー・ミラー、アナイス・ニン、ロレンス・ダレル、ジェイムズ・ジョイス、フランク・ハリスといった作家たち2014/01/22

sasha

0
ナボコフ『ロリータ』が世に出るまでの話が面白い。英米の猥褻文学を読んだ頃が懐かしい。2010/03/09

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