旅を書く―ベスト・トラベル・エッセイ

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309203393
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0098

内容説明

原題は旅行記を謳っているが、収録された散文はルポルタージュもあれば、観照を綴った心の旅もあって、必ずしも一般に言う紀行文の枠におさまりきらない。いずれも1980年代前半から90年にかけての初出で、これはちょうど現代史の転換期に当たっている。激動の地を取材した作家は言うにおよばず、静思に潜んだ著者たちもまた、変化の波を意識していたに違いない。

目次

ガリシアの雨(ガブリエル・ガルシア=マルケス)
大人国(トッド・マキューアン)
海へ(ジョナサン・レイバン)
カンボジアへの道(ジェームズ・フェントン)
アミンを追って(パトリック・マーナム)
南京の家族(コリン・サブロン)
イマームとインド人(アミターヴ・ゴーシュ)
死体(リシャルド・カプシチンスキ)
デモインの太った娘たち(ビル・ブライソン)
エセックス(ノーマン・ルイス)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cybermiso

1
「旅」とあるが、近場も遠方もあり、回想もルポもありの、既存の旅にとらわれない、様々なエッセイ集。見方によっては、これも筆者にとっては旅なのだと新たな世界を開いてくれる。大航海時代へのロマン「海へ」、インドのエリートと伝統のアラブ「イマームとインド人」、一線を超えそうな一夜を絶妙な感覚で描く「死体」、古きイングランドの田舎とその近代化「エセックス」が特によかった。2018/03/05

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