内容説明
ヘビにはしっぽがありますか？カタツムリはお引っ越しをしますか？ハリネズミには針が何本あるのでしょう？南ドイツの都市、ミュンヘンのヘラブルン動物園園長が、動物についての質問に答えたユーモアたっぷりの本。経験に裏打ちされ、動物への豊かな知見にみちた文章と、ユニークで美しい版画が織りなす、とっておきの一冊。
目次
アザラシは海のイヌなのですか？
動物はスポーツをしますか？
ジャコウウシはどんな香水をつけていますか？
ニワトリは笑いますか？
ヤギはなにをぼやいているのでしょう？
灰色のネズミはダサい？
動物は暗闇をこわがりますか？
ミツバチはずん胴ですか？
鳥は鳥肌がたちますか？
ホタルは濡れるとショートしませんか？〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
7
ラジオのミニ番組を文章化したそうで、見開きの半分が挿絵という体裁なのに「セックスを迫って」「性感帯に集中して」なんて言葉があるから児童書って呼ぶのは気がひける。「ニワトリは笑いますか？」「ヘビにはしっぽがありますか？」など５３話は、著者が動物園の園長だから生態にも触れながらウイットに富んだユーモアを楽しめるし、「ニワトリが笑う」「スズメバチのウエスト」などドイツ語の言い回しも興味深い。でも「ほ乳類は魚にはかなわない。～マッコウクジラは」「ワタリガラスは１００歳以上」ってのは誤訳か誤植かな。 （★★★☆☆）2020/12/06
