内容説明
わたしはみんなが嫌いだった。学校に友だちは一人もいなかったし、欲しいとも思わなかった。昼下がりの光が目に痛い。わたしは吐きたくなった。最高傑作。自伝的長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esk
1
1930年代のロス、大恐慌と戦争の始まり、アメリカ人の圧倒的な貧困 大人になるのは早すぎて、子供でいるには遅すぎた 父親の暴力、ドイツ系アメリカ人、醜悪な顔、皮膚病、本との出会い、そして喧嘩 生活習慣をよく観察している、動作、言葉遣いを 性の葛藤、少年時代のほぼ大半を占める性との葛藤と対人関係 金持ちと貧乏人の対立 希望がない、けれどくたばっていながら、生きていくということ ドヤ街での暮らし 仲間達、個性的な奴らとの交流 酒との出会い、そして酒浸りの日々のはじまり 2019/05/09
borug
1
”HAM ON RYE”を”くそったれ!少年時代”としてしまうのは気になる。内容から考えてというのが理由だとしても荒々しいタイトルが目を引くとしても。2015/10/13