キキ―モンパルナスの恋人

キキ―モンパルナスの恋人

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309201337
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

ブルゴーニュ生れの私生児、「キキ」ことアリス・プラン。12歳でパリに出た彼女はやがてキスリングのモデルとなり、一夜にしてパリのセックス・シンボルとなる。フジタ、ピカソらエコール・ド・パリの画家たちは競ってキキを描き、愛人マン・レイ、ブラッサイは、その独特の美を写真に写し、ツァラ、デュシャンらシュルレアリストたちは、彼女の奔放さを愛しつづけた。「モンパルナスの女王」と謳われ、栄光の道を歩みながらも、キャバレーで歌い踊る、無邪気な少女でありつづけたキキ―。彼女の純粋さゆえの栄光と悲惨の生涯に、モデルでジャーナリストの新鋭モルガールが迫る、初の本格的伝記ロマン。

目次

1916年 スーチンの家にも雨が降る
1918年 キキ、家庭に入る
1920年 モンパルナスのヴィーナス
1921年夏 ダダのペニス
1921~22年 困った提案
1922年 人生でただ1人の男
1922年 チューインガム・トラスト・グループ会長
1922年1~3月 あの子は何を求めて、夜の街に出ていくのだろう?
1922年7月 カンパーニュ=プルミエール街
1922年夏 マンの靴のなかにはザリガニがいる
1923年 テレーズ・トレーズ登場
1923年9~11月 キキ、ニューヨークにいく
1924年 ル・ジョッケー
1924年 オテル・イストリア
1924年 アングルのヴァイオリン
1924年5月 ボヘミアン生活の情景
1924年 パリは走る
1924年夏 雨傘戦争
1924年末 ファントマとプリンセス
1925年2~4月 ヴィルフランシュ=シュル=メール
1927年3月24日 春のオープニングパーティ
1927年秋 円屋根の下のキキ
1928年 ひとで
1929年5月 モンパルナスの女王
1929~30年 キキ、作家になる
1930~32年 地獄の季節
1932~34年 そっくりさん
1934~37年 モンパルナスの阿片
1938~43年 枯れたブドウの木の幹のように
1945~52年 ヴァヴァン交差点の亡霊
1953年3月 「お嬢ちゃん、お嬢ちゃん、もしも思っているのなら」