内容説明
プルースト、ワイルド、ミュシャ…。あらゆる芸術家を魅了した大女優サラ・ベルナール。彼女は「神秘の窓」と謳われたひとみと「黄金の声」で、「フェードル」から「椿姫」まであらゆる役をこなし、世紀末からベル・エポックまで長期にわたり、世界的な名声を欲しいままにした。人並みはずれた豪奢な生活、そして恋愛遍歴―スキャンダラスな伝説を身にまとい、不幸なき栄光の道をひたすら走りつづけた彼女の本当の素顔とは？サラの華麗な生涯にサガンの熱い夢を託した、架空の往復書簡による伝記ロマン。
感想・レビュー
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圓子
2
＠神保町。小銭の持ち合わせがなくて、\520の札のところ\500で売ってもらった思い出の一冊。サラ・ベルナール、神格化さえされているような伝説の女優。少しは迫れただろうか。伝説ゆえの孤独とか、孤高のたましいに、サガンは自分を重ねていたのかなあと。2020/10/05
