内容説明
ニューヨークのアーティストたちのタフな世界、そこに生きる傷つきやすく不器用な男と女のドラマをリアルに語った新ニューヨーク短編集。トレンディなニューヨーク・ライフを描き、一夜にしてマンハッタンを征服した若手女流作家の大ベストセラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アッコ
1
21年ぶりの再読。1980年代のニューヨークのアートシーンを舞台にした短編集。作者自身もアンディ・ウォーホルと親交があったりして、派手な生活を送っていたらしい。小説の主人公たちは成功を夢見てNYにやってきたアーティスト達であるが、売れっ子になるまでは貧乏生活の中、何とか食いつないでいかなければならない。表題作『ニューヨークの奴隷たち』の主人公は、稼ぎのある男の部屋へ転がりこみ養ってもらっている。それはいわば「奴隷」となってしまうことであり、解決の道は金持ちになって自分の奴隷を手に入れるしかない、と言う。2010/11/13
noboov
0
こういう輩がゴロゴロしてた時代があった記憶が微かに。それでもそこから一握りは陽の目をみたのだろうか?アーティストにとってこういうメンタリティが大事なのか?ただのファッションなのか?でも、こんなメンタリティじゃリアルにはならない気も。。。。2012/03/08
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