内容説明
愛と性と死をめぐるさまざまな想い、自分の母親や子供時代の思い出、現在の生活や世の中のこと。自らの創作活動と作品にまつわる話、そして40歳以上年下の愛人との暮し。デュラスが、あたかも告白するがごとく、モノローグ風につづった、最新エッセー集。
目次
化学的臭気
ロッシュ・ノワールの御婦人たち
パロールの高速道路
戯曲
夜の最後の客―『モデラート・カンタービレ』
パリ6区の娯楽
ハノイ
スカーフの青さ
動物たち
デュラスの制服
ヤン・アンドレア
ラシーヌの森
ボルドーからの列車
ジョルジュ・フィゴン
緑色のステーキ
ポワシーの監視塔
赤いソファ
丸い宝石
『インディア・ソング』の煙突
夜半の住民