柳田國男先生随行記

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柳田國男先生随行記

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  • サイズ 46判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309030319
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

太平洋戦争開戦1か月前に、柳田國男の九州講演に同行した17日間の貴重な電車旅行記。「随行後記」と「先生との対話抄」も収録。

内容説明

太平洋戦争開戦1か月前。東京から九州まで、二人きりの密着電車旅。柳田國男に師事していた著者が、1941年、柳田の九州講演旅行に同行した東京~九州17日間の鉄道紀行。辛辣かつユーモラスな、柳田國男の素の姿が伝わる貴重な記録。「随行後記」と「先生との対話抄」も収録。

目次

木曽路から名古屋へ(第一日目)―昭和一六年一一月一三日
霞と靄と霧と
御供のむつかしさ
奈良を経て京都へ(第二日目)―昭和一六年一一月一四日
京都から神戸へ(第三日目)―昭和一六年一一月一五日
瀬戸内海航路、別府まで(第四日目)―昭和一六年一一月一六日
別府から小倉へ(第五日目)―昭和一六年一一月一七日
「最近の文化運動と民俗学」(西部朝日新聞社講堂第一日目講演要旨)―昭和一六年一一月一七日
小倉高女の講演と延命寺の昼食会(第六日目)―昭和一六年一一月一八日
「九州と民俗学」(西部朝日新聞社講堂第二日目講演要旨)―昭和一六年一一月一八日〔ほか〕

著者等紹介

今野圓輔[コンノエンスケ]
1914年8月10日、福島県相馬郡八幡村生まれ。慶應義塾大学に入学し佐藤信彦、折口信夫らの講義を受けた。在学中に柳田國男らの「民間伝承の会」に入り民俗学を学ぶ。1942年に毎日新聞社に入社、新聞記者のかたわら日本民俗学会評議員などを歴任した。1982年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tamami

42
1983年に刊行された『柳田國男随行記』の復刊。毎日新聞記者で、お弟子筋に当たる著者が、柳田國男の講演旅行に同行した折のメモと、戦中から戦後にかけての柳田先生取材記から成っている。柳田が東京から中央線で名古屋まで行き、その後2週間余りをかけて西日本各地を旅行した折りの同行記が面白い。碩学が行く先々の景物の解説をしながらの著者とのやりとり、公演先での見聞と講演の要旨、皆々当時の雰囲気と関係する人々の人柄等が直接に窺える文章で、書店店頭での予想がピタリと当たった思いである。とりわけ驚くのは、本書にまとめられた2022/04/05

Sakie

18
柳田國男が講演で九州へ行く、その世話係として随行した記録。小型録音機などない時代、憶えて書き起こすのが当たり前だった。柳田國男は車窓の景色を見ながら当地の文化や事物、門人の話、新たな着想まで話題に事欠かない。著者は困り果てていたけれど、常人には難しいんじゃないか。一方、研究ばかりではなく、後進を育てることや、得た知識を書籍化して売ること、門人の集まりや入門書の構成にも心を配るなど、民俗学界を盛り立てる方向を考えていた人であったと窺える。真珠湾攻撃前夜のことでもあり、その頃の世相や一般人の心情も興味深い。2023/05/24

qoop

8
開戦間近の時期に、柳田の講演旅行に随行した著者の覚え書き。民俗学の巨人と一対一で過ごす若き学徒の緊張感と高揚感を伝える一冊。師の片言隻句も逃すまいとする意気込みが時に愉快な空回りとも写り、若さゆえの一喜一憂に共感しつつも微笑ましく読んだ。著者のことはこれまで「日本怪談集」などでしか知らず、斯界の泰斗という印象だったので、余計におかしみと親しみを感じた。2022/05/29

桐葉

4
毎日新聞の書評に載っていたのを,図書館の新刊コーナーで見つけてラッキー。そのころの学者では日本一と思われる大先生の旅行のお供を田舎出の若者が17日間もすれば,何か書き残したくもなると思う。先生の博覧強記というか,どこを旅してもその地を解き明かす記憶力・碩学に,感嘆した。三人の先生の人間性を語っているところも面白い。復刻されて読むことができてうれしい。2022/05/09

tkm66

0
手軽に読めて・内容は大変濃い。好著。2024/03/28

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