薔薇色の門 誘惑 遠藤周作初期中篇

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり

薔薇色の門 誘惑 遠藤周作初期中篇

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月19日 17時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309030067
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2023年、著者生誕100年の記念に際し、単行本未収録の幻の中篇二篇。代表作の一つ『わたしが・棄てた・女』にも繋がる重要作!

内容説明

人生には、どんな嫌な出来事や思い出すらも、ひとつとして無駄なものはない―。『わたしが・棄てた・女』につながる秘められた貴重な中篇、初の単行本化!「本当の生き方」にせまる、感動のエンターテインメント。

著者等紹介

遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐にわたる旺盛な執筆活動を続けた。55年「白い人」で芥川賞、58年『海と毒薬』で新潮社文学賞、毎日出版文化賞、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、79年『キリストの誕生』で読売文学賞、80年『侍』で野間文芸賞、94年『深い河』で毎日芸術賞、95年文化勲章受章。96年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うののささら

86
今回も懐かしい記憶がよみがえるな。まだ世の中のことなにも知らなかった青春時代、経験しないとわからないがこういうものかなと思った記憶がある。受験ってたしかに人生の分岐点だな。一つの目標を定め打ち込める季節。関門を乗り越えた人間と疑問を持って足踏みした人間。人生において受験とはくぐらなければならない壁。超えなければ次に行けない。そんなこと10代で誰もわからない。人の話を素直に聞ける気持ちで人生変わったな。人生とは誰もが挫折障害に傷つきながら生きている。思いがけないものに巻き込まれ、偶然からどうなるかわからない2022/01/03

スリカータ

20
亡くなって四半世紀。私の10代は、遠藤周作さんの本を片っ端から読み漁った。本書に収められた二つの作品も既読だと思うけど、記録しておらず確証がない。これが「私が・棄てた・女」に繋がるのか。貧しさ、裏寂しさ、野心、嫉妬、遠藤文学の要素が散りばめられており、唯一無二の作家と再認識した。女性の話し言葉や手紙の文体が、昭和の品の良さを感じさせた。今はなき過去の遺物だ。2022/01/06

ピンガペンギン

17
「薔薇色の門」のみ読んだ。一浪中の弟への兄(三浪して合格した)の書簡体の小説で、大学受験生が読む雑誌に1958年に発表されたものなので、遠藤周作も制約を受けて書いたと想像される。何度も受験に失敗する兄の心情、甘えなどが描かれている。遠藤周作は結局、旧制高校合格を諦めて慶應に入学。旧制高校に合格していても小説家になっていただろうか。2024/04/02

桜もち 太郎

15
遠藤周作の初期の中篇2作。「薔薇色の門」は、受験を控えた年の離れた弟への手紙形式の作品。受験雑誌に掲載されたこの作品は、人生には一切の無駄はないとの作者の心情が色濃く出ている。受験に失敗した過去を赤裸々に弟に伝える兄。挫折、嫉妬、仄かな恋心、人生には無駄はない。「誘惑」は成り上がるためには何でも利用しる青年と少女。『そんな生活に、お前は満足なのか。それが本当の生き方といえるのか』『なんと憐れな、なんと惨めな人生だろう』との一文はクリスチャンである作者らしい言葉だと思った。久しぶりの遠藤作品は新鮮だった。2023/12/19

とももも

15
遠藤周作さんに出てくる登場人物は、ほんとうに人間くさく、不器用だと感じる。 人生って色々あるし、狡さだったり、憎しみだったり、妬みだったりの感情が渦巻いているけれど、その感情をもつのは決して無駄じゃないし、そうやって生きているんだな。2022/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18682392
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。