出版社内容情報
生きる意味を考え、死ぬさまを見続けた佐野洋子。今なお問いかける死・生・老いをテーマにした珠玉のエッセイを厳選収録する。
内容説明
幼少期の家族の死から自身が余命宣告を受けたのちに書いたものまで「生・老・死」をテーマにした35篇を収録。
目次
1(“犬が死んだ”;“また、母が赤ん坊を産んだ”;青い空、白い歯;百日草;二つ違いの兄がいて;とおい草のにおい;「鈴木医院」の鈴木先生;清濁あわせ飲んで嘘も方便)
2(葬式が好きです;死んだふり;鳥が空をとんでいても気の毒には思わない;女の老人とおばあさん;銀の杖;こわーい;フツーに死ぬ;そうならいいけど)
3(やがて子供は大人になる;スカートをけって歩きなさい;こんぐらがったまま、墓の中まで;ねえねえ、うちの子だけどうしてあんなに可愛いのかしら;何も知らない;あとのまつり;年寄りは年寄りでいい;シュワーッと消える;大人も子供もあるもんか)
4(“父が死んだのは”;自分らしく死ぬ自由;今日でなくてもいい;そのとき;〔六十の還暦を〕;母のこと、父のこと;〔仕事が嫌いだと〕;〔私が愛する人は皆〕;〔MRIで〕;どんどんわからなくなる)
著者等紹介
佐野洋子[サノヨウコ]
1938年、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒。1967年、ベルリン造形大学においてリトグラフを学ぶ。主な作品に『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだってのおばあさん』『ねえとうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、エッセイ、対談集も多数。2003年、紫綬褒章受章、2008年、巖谷小波文芸賞受賞。2010年、72歳永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
スリカータ
pota
けせらせら
miya