サード・キッチン

個数:

サード・キッチン

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月23日 22時36分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309029252
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

都立高を卒業しアメリカ留学した尚美は孤独な毎日を送るが、美味しい食事と新しい仲間との出会いが彼女を変えていき…感動の青春小説

内容説明

アメリカの大学に留学した19歳の尚美は、たどたどしい英語で会話もままならず、友人もできずにひとりぼっち。人間関係をあきらめ勉強だけに邁進していたある日、偶然言葉を交わした隣室のアンドレアとともに、さまざまなマイノリティが集まる、ある学生食堂に招かれる。臆病な自分自身と深く向き合ったとき、あふれだした思いと言葉の数々が胸を揺さぶる、希望に満ちた感動作!

著者等紹介

白尾悠[シラオハルカ]
神奈川県生まれ。東京育ち。米国の大学を卒業後帰国し、外資系映画関連会社などを経て、現在はフリーのデジタルコンテンツ・プロデューサー、マーケター。2017年「アクロス・ザ・ユニバース」で第16回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞、読者賞をダブル受賞。18年、受賞作を収録した『いまは、空しか見えない』(新潮社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

172
公立高校を卒業し念願のアメリカ留学をした尚美。勉強はできるが、まわりの英語についていけず疎外感を受けている。他の日本人留学生はインターナショナルスクール出身者や帰国子女、単位だけ取りに来た交換留学生など生活を謳歌しているように見える。友人に誘われマイノリティの学生食堂「サードキッチン」に加入。そこで、様々な差別の他、日本人の過去の負の歴史にを正確に学んでないことを知り恥じる。私たちのあたりまえはどこでも通じるわけではない、。そして昨今よく聞く多様性を認めると言う言葉。日本では薄っぺらに使われている気がする2021/11/15

美紀ちゃん

169
英語力がたいへん?というか、自分の気持ちを表現できる勇気と戦っている感じだった。 言葉は少なくても、的確な言葉をその時に出せるのか?勇気がなくて友人との距離をとっているような。アメリカについてマイノリティについて色々なことにあまりにも「無知で」というが、たぶん私の方がもっと無知かもと思いつつ読む。 国際社会の様々な問題とそれぞれの国の人が抱える感情など。 無知や無自覚によって、結果的に人を差別しているかもしれない。 最後の手紙にナオミの成長が見えて、爽やかな気持ちになった。 友達っていいね。2021/02/26

なゆ

161
うーむ。楽しげな表紙だったが、いろいろ考えさせられる内容だ。無知や無自覚、無関心からの差別。刷り込まれているステレオタイプ。ドキッとする。サード・キッチン・コープは、マイノリティ学生の為の“セーフスペース(安全地帯)”。アメリカに留学したものの、なかなかコミュニケーションがとれず孤立しがちなナオミが、サード・キッチンで気付かされたこととは。ナオミ同様、私もハッとすることばかりだし、もっと学ばねばと思う。知らなかったんだから仕方ないでは済まされないくらい、複雑な世界になってきているのだから。2021/01/26

はっせー

145
今年読んだ小説のなかでトップクラスの面白さであった!多様性について学びたい人や差別について知りたい人・朝井リョウさん『正欲』が好きな人に合う本になっている!この本は日本人のなおみがアメリカの大学へ通うことになりその1年間をまとめた本になる。ここで大事になるのは差別とセーフティースペースである。日本人・英語が出来ないだけで差別にあう。またなおみ自身も誰かをステレオタイプ化してみてしまう。そんな中で自己嫌悪に陥ったりしながら成長する。多様性って誰もが生きていていいと安心できる空気を作ることにあるのかなと思った2022/12/14

fwhd8325

141
1998年、アメリカへ留学した学生たちの物語。主人公は、日本女子。1998年といえば、バブル崩壊してしまっているけれど、まだ、日本は国際社会で上位にいるものと信じていた時代です。主人公尚美を見ていると、日本が幼いなと感じます。物語のなかで尚美が成長していくことで、私たちも見ようとしてこなかったことをたくさん知ることになります。サードキッチンという舞台があってこその物語だと思います。2021/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16857378
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。