屋根の上のおばあちゃん

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屋根の上のおばあちゃん

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309029238
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

京都で激動の時代を生きた祖母と、久しぶり京都を訪ねた孫。あるフィルムを巡り二つの時代が交錯する感動の物語。京都文学賞受賞作。

内容説明

祖母の様子を見てきてくれ。兄・洋一に頼まれ、久方ぶりに京都を訪れた弟・哲郎。再会も束の間、病院に担ぎ込まれた祖母・ゑいは、夢うつつの中で祖父・良一との出会いと別れ、そして戦前から戦後にかけて激動の時代を生き抜いた自らの半生を語り出す―。かつて「東洋のハリウッド」と謳われた映画の都を舞台に二つの時代が交錯し、一冊のアルバムと一本のフィルムの謎が鮮やかに解き明かされる、感動のデビュー作!第1回京都文学賞一般部門優秀賞受賞作。

著者等紹介

藤田芳康[フジタヨシヤス]
1957年大阪市生まれ。神戸大学文学部卒業後サントリー制作室にコピーライターとして入社。BOSS、なっちゃん、DAKARAなどの商品をネーミングする一方で京番茶や天然水などのCMを企画・演出する。1998年に映画脚本『ピーピー兄弟』でサンダンス/NHK国際映像作家賞を受賞し、自ら製作・監督。2002年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で南俊子批評家賞を獲得した。2020年には初の小説「太秦―恋がたき」(改題『屋根の上のおばあちゃん』)で第1回京都文学賞一般部門優秀賞を受賞。日本映画監督協会及び日本シナリオ作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

56
第一回京都文学賞優秀賞受賞。デビュー作とのこと。京都の街と映画の歴史をうまく組み合わせた読みやすい作品。映画に関わっていたが無職の哲郎は京都に住む祖母の様子を見るように頼まれる。再会したものの意識を失い入院した祖母。祖母の半生と現在とが交互に語られる。祖父も映画に魅せられた人だと知り、自分を重ね、新しい人間関係の中で前に進み始める哲郎。読後は微笑ましい。2020/12/29

しらたま

11
元ムービーフィルムの現像者、現在失業中の孫息子と、気丈で変わり者のお祖母ちゃんの物語。現在と祖母の過去が語られ、亡き祖父も映画に関わったことを知った。情が深く関西人のノリのご近所や、夢追い人の祖父、堅物と思っていた兄まで、みな味があって魅力的。遺品のフィルムの修復で知り合った父娘との出会いから、新たな道へ。過去のものと思っていたフィルムが、デジタルより保存に優れているという事実。CM撮影等にも使われているとは。ハリウッドのような、映画の都、京都太秦。読後感は爽やか、孫息子には最初イラっときたけれどw2021/01/10

田中峰和

8
AIやロボットに職を奪われ消滅する仕事が増え続ける。映画産業もサイレントからトーキーへ、フィルムからデジタルへの移行で多くの職が奪われた。屋根の上にいたおばあちゃんの旦那はかつての弁士。映画への情熱は人一倍だった。認知症ぎみのおばあちゃんを見舞いに来た孫の哲郎はフィルムに拘る映画人。祖母を訪ねて初めて知った祖父の職業、かつて東洋のハリウッドと呼ばれた京都で映画を通してつながる。戦中と21世紀初頭を結ぶ祖母の思い出は軽度の認知症とはいえ、明瞭だ。祖父の遺したフィルムの上映会の翌日亡くなった祖母は幸せだった。2021/04/03

さざなみ

5
京都文学賞という文学賞が発足した。京都で育ち60歳まで過ごした街だから愛着もありこのようなジャンルの文学賞を待ちわびていた。 読後感は悪くはないが軽すぎるの一言。優しくすいすいと読ませるが登場人物の描き方が物足りない。 映画にまつわる話なので興味津々で読み進めたがあまり新鮮味がなかった。アナログ人間がこんな感想を書くのもおかしいが・・・・・2021/01/27

才谷

3
結局なんでおばあちゃん屋根の上にいたんや…?いや、なんとなく理由はわかるけどちょっとくらい説明入れてくれても、わざわざ改題してまでなぁ。2021/03/18

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