出版社内容情報
女優・妻・エッセイストを生きた高峰秀子の2016年文藝別冊総特集を、没後10年単行本増補新版で。エッセイや対談を新増補。
目次
高峰秀子という人
エッセイスト高峰秀子
妻としての高峰秀子
女優高峰秀子
マンガ
増補・単行本未収録(高峰秀子 エッセイ・日記;高峰秀子 対談・interview)
高峰秀子へ質問攻め(単行本未収録)
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niki
5
小さい文字がみっちり並んでいたが粛々と楽しくあっという間に読んでしまった。高峰秀子と対面した方が 「怖いという感じも抱いた」と書いていたが、確かに怖いだろうと思う。5歳から沢山の大人に囲まれ演者として稼いで来たのだ。人を見抜く目は半端じゃなかっただろうな。そして彼女は本当に女優という仕事が嫌だったというのが伝わってくる。素質は充分にあるし、稼ぐために演じるけれど、人気もすごかったけれど、好きじゃなかったのか。十代の頃に書いた撮影所日記、とても良かった。既に文才ありの気配。2024/03/31