レズ風俗で働くわたしが、他人(ひと)の人生に本気でぶつかってきた話

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レズ風俗で働くわたしが、他人(ひと)の人生に本気でぶつかってきた話

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  • サイズ 46判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309028903
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

23歳で職を失った著者が、お客さんのさびしさに心と体で寄り添い、前に進むきっかけを一緒に探ってきた日々を初めて語った一冊。

内容説明

23歳で仕事も行き場も失くした著者が、自分の体と心を使い、お客さんが前に進むための「きっかけ」を一緒に探すうち、自身も自分を信じて頑張れるようになった日々―。現役レズ風俗オーナー兼キャストが初めて語る、彼女の、そしてわたしたちの物語。

目次

プロローグ
1 新卒3ヶ月で第一志望だった渋谷の会社をクビになる
2 生きるため、銀座の高級クラブでホステスに
3 大久保でやっと出会えた、本当にしたい仕事
4 初仕事、待ち合わせは新宿伊勢丹前で
5 池袋のカフェで、突然、新しいお店を任される
6 渋谷で独立宣言
7 そして東京の片隅で、すべては続いていく
エピローグ

著者等紹介

橘みつ[タチバナミツ]
1993年生まれ。対話型レズ風俗「Relieve」オーナー兼キャスト。国際基督教大学でジェンダーセクシュアリティを学ぶ。2016年4月、新卒でベンチャー企業に就職するが、体調不良を理由に3ヶ月で解雇される。その後、銀座の高級クラブ、百貨店の売り子、ビジネスホテルのフロントなどアルバイトを重ね、17年5月、池袋のレズ風俗店で働きはじめると途端に指名率・延長獲得率でトップに。18年2月、独立し「Relieve」を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夕暮

8
レズ風俗の話というより、起業のプロセスやら、コミュニケーションとはとか福祉も関わっているんじゃという興味深いエッセイ本。タイトル通り、懸命に自分の力で働いている女性の物語でした。2020/09/02

Erika

6
今年読んだ本の中では、トップ3に入る位の良書だった。読み終わりたくない感傷的な気持ちにさえなった。人に寄り添う事、関わる事の本質について考え直すきっかけになったし、お風呂に浸かっている様な、温かい安らぎも同時に与えてくれた本。本書に出てきた言葉の数々は、忘れない様に、大事に自分の宝箱に閉まっておこうと思います。2020/08/02

nadami30

1
二丁目のあるお店でサイン本を購入させて頂いた。 性欲を満たすという即物的な接客に焦点を当てず、自分一人では消化できない悩みに対話を通じて向き合っていく姿勢に敬服する。 橘みつさんの聡明さや観察眼に目を見張る。 お客さんの物語を受け止める根気と真剣さは、生半可な覚悟でつとまらないのだと改めて感じる。2022/03/12

なつのおすすめあにめ

1
レズ風俗行きたい……。2021/05/02

りんうさ

1
もっと話題になっていいと思った。いや、なるべき本だと思う。 タイトルに風俗と入っているが、性行為中の描写は一切ない。淡々と、しかし圧倒的にリアルな感情が描かれていく。 自分は"普通"じゃない、"みんな"とずれている、そのギャップに苦しむ女性達の拠り所としての、レズ風俗。無理に啓発するのではなく、ただただ受容し、最後にそっと背中を押してくれる。 目立ってはならないが現代に確実に必要とされる場所がある、私はその存在だけで、みつさんのような女性がいてくれるだけで、少し救われた気がした。2020/08/12

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