出版社内容情報
爆笑・ハイテンション・刃牙エッセイ、爆誕!ある日「刃牙」シリーズに濃厚なBLを見出した一人のBL格闘家の、壮絶な闘いの記録。
内容説明
これは、一人のBL格闘家と「刃牙」との、真剣勝負、殺し愛の記録だ―。
目次
はじめにッッ 「刃牙」を九冊読んで頭がおかしくなった女の戦い
範馬刃牙の生い立ちがジルベールすぎる
刃牙さんが前世で美少女だったからワッショイッ
刃牙さんの幼年期がジルベールの数倍ひどかった
愚地克巳の愛らしさが空手を終わらせちまったンだよ
刃牙さんの恋のアプローチが重すぎる
俺の克巳がこんなに弱いはずがない
わくわく範馬(ハンマー)フェスティバル
俺の克巳が敗北を知って病院送りにさゥワアーーッッ
俺の愚地克巳のエロかっこよさが宗教体験の域に達した
愚地克巳の私服がゴミ袋だったのはどう考えてもシコルシキーが悪い
愚地克巳とドイルのハードBLダンジョンが地球上に生命を誕生させた
著者等紹介
金田淳子[カネダジュンコ]
1973年、富山県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。社会学研究者。やおい・ボーイズラブ・同人誌研究家。ジェンダー論、社会学の視点からやおいや同人誌文化を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつこんぐ
33
三浦しをんバリの妄想炸裂で夜勤中ずっと読みふけってしまいました。『刃牙』は読んだことないけど、時々はさみこまれる『刃牙』の画像のチョイスがめちゃくちゃ面白くて笑ってしまいました。そして、私が中高生の頃はBLじゃなくてやおいって言ってたなぁなんて昔を懐かしんでいたら、作者のプロフィールにやおいって書いてあって「わお、仲間がいた」とちょっと感動。この作者、かなり好きです。やばい、『刃牙』沼にハマりそう…。2021/05/22
kei
29
最近世の中のあれこれでふさぎ込むことが多いし大笑いしたいなーと思ってTwitterで見かけて面白そうと思い、電子書籍のポイントで購入。『グラップラー刃牙』は未読。「え、これドラマにしたんだ???」というのがまず一番の感想だったのでドラマサイトで予告を視聴したらかなり変えていた…良かった安心した。最初から最後までテンションがタイトルどおりの「ッッ!」で進んでいくのがすごい。作者のテンションがすごい。主人公の刃牙について語るのかと思いきや、4章からは愚地克巳というキャラクターについてずっと語っていた。すごい。2021/08/27
hnzwd
22
グラップラー刃牙の世界をBL目線で本気?で読み解くという。。この角度での考察は間違いなく変態(いい意味での)の発想。まぁ、表紙のセリフとか、やり過ぎてギャグ漫画になりつつある所とか、いじる要素はたくさんある作品ではあるんですが。原作読破組としては、この本に載ってる所まではまだ格闘漫画で、ここからが本当のバキワールドではあるんですが。ピクルとか武蔵とか。2020/04/29
しゅうと
18
著者の妄想なんだけど、なるほどと言うところが多々ありました。BLには興味ありませんが面白い本です。2021/09/20
まつ
17
ぶつかり合う筋肉ッッ!流れる汗と血ッッ!読んだ男のIQを著しく低下させることに定評のある刃牙シリーズ、をBL視点で熱く語るというまさかの発想。あまりに愛が強く目の付け所に何度も声を上げて笑いました。克巳、加藤、末堂の囚人編の三角関係の件が好きすぎる。2020/01/13