内容説明
『俘虜記』から『昭和末』まで―時に激しく、時に不器用に、全身を「文学」に捧げた作家の生涯が、いま甦る。
目次
第1章 『俘虜記』に始まる
第2章 長篇の達成
第3章 『花影』と「黒髪」、そして『酸素』
第4章 推理小説と裁判小説
第5章 富永太郎と中原中也
第6章 少年時代の意味
第7章 漱石、鴎外、そしてスタンダール
第8章 『昭和末』をめぐって
著者等紹介
湯川豊[ユカワユタカ]
1938年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。「文學界」編集長、同社取締役などを経て退社。その後、東海大学教授、京都造形芸術大学教授を歴任。2010年『須賀敦子を読む』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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