バットランド

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バットランド

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  • サイズ B6判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309026701
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

コウモリが舞い、量子がもつれ、車椅子のマッド・サイエンティストが笑い、認知症の老人詐欺師が駆ける! 瞠目の最新SF作品集。

山田 正紀[ヤマダ マサキ]
著・文・その他

内容説明

認知症の老人詐欺師が駆け、車椅子の天才科学者が笑い、愛の凱歌が宇宙に響く―。怒涛のハイテンション。最新SF短編集。

著者等紹介

山田正紀[ヤマダマサキ]
1950年、名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部卒。作家。SF、ミステリ、冒険小説など多岐にわたって活躍。74年、「神狩り」でデビュー、同作で第6回星雲賞日本短編部門を受賞。82年、『最後の敵』で第3回日本SF大賞、2002年、『ミステリ・オペラ』で第2回本格ミステリ大賞、第55回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

48
年のこと言ってはあんまりいけないでしょうが、60後半でこんなの書けるのすごいなと。冒険モノ好きなんだけどあんまり書かないなと。最後の話はさっぱりわかりませんでしたが、おもしろかったです。2018/08/20

えも

21
いかにも山田正紀らしい、ケレン味たっぷりの短編集。何しろ、ブラックホール蒸発に伴う情報の喪失という理論的矛盾を未知の粒子の量子もつれで解決したり、生物は遺伝子の乗り物でなく表現型が遺伝子型を支配しようとしたり、我々人類のような電磁力知性体が別の宇宙の重力知性体と戦ったり…▼ほら、山田正紀しか書けないというか、山田正紀しか書かない話ばかりでしょ✨2018/07/04

sora

20
今まで読んだことのない、ものすごい雰囲気の異次元感覚の内容で目が覚める思いでした。「お悔みなされますな晴姫様、と竹拓衆は云った」が一番、分かりやすく印象深かったです。2018/06/15

宇宙猫

19
★★ 全体的にバイオレンス。サイエンスの使い方は面白いけど、話としては好きじゃない。 「お悔やみなされますな晴姫様、と竹拓衆は云った」が他の話と違って分かり易く楽しかった。2018/10/11

本の蟲

12
「神狩り」等で有名で、当たり外れのある作者のSF短編集5編。これも振れ幅が大きい。指先に感光細胞を埋め込まれた男に起こった異変「コンセスター」や、認知症治療を受けた老詐欺師の話「バットランド」は身近な話からスケールの大きいSFに展開してかなりおもしろかった。「別の世界(以下略)」「お悔み(以下略)」は好みによるか? しかし最後の「雲の中の悪魔」は酷い。人間を含む「電磁力知性体」の上に「重力知性体」がいて、さらに「万物理論知性体」からの支配を逃れるって話のようだが、ひと言、意味不明。読者に説明する気ないだろ2020/04/15

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