久保田万太郎の履歴書

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784309026534
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

下町を愛し、無比の俳句を詠み、そして世俗の栄誉を求めた文人・久保田万太郎。270点超の絵で読む、かつてない万太郎伝、誕生。

大高 郁子[オオタカ イクコ]
編集

内容説明

下町に生きる人々を描き続けた小説家・劇作家・俳人、久保田万太郎。波乱と栄誉と孤独に満ちた人生を、自伝的文章と大高郁子の絵で読む、かつてない万太郎伝。

目次

私の履歴書より
句集『流萬抄』巻末より
『私の履歴書』以降
久保田万太郎の浅草(大高郁子)

著者等紹介

久保田万太郎[クボタマンタロウ]
小説家、劇作家、俳人。1889年、東京生まれ。慶應義塾大学部文学科卒業。一貫して東京の下町に生きる人々の心情を描き続けた。また、劇作・演出も手がけ、獅子文六、岸田國士らと文学座の創立に加わった。代表作に小説『末枯』『春泥』『三の酉』、戯曲『大寺学校』、句集『道芝』など。戦後、俳誌『春燈』主宰。日本芸術員会員、文化勲章受章。1963年、没

大高郁子[オオタカイクコ]
イラストレーター。1964年、兵庫県尼崎市生まれ。京都精華大学デザイン学科卒業。2013年、HBギャラリーファイルコンペ日下潤一賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

14
以前久保田万太郎の句集や劇を読んで、良い作家だと思っていました。東京の下町の生活を描きながら、江戸情緒を現代に伝える作風が非常に好みです。この本は小粋な絵をふんだんに使って、久保田万太郎の一生を描いていくものです。愛人の作り過ぎで、褒められた生き方ではありません。ただ憎めないところがあり、著者の大高さんも「ダメっぷり」が面白い、と書かれています。私もダメな人間なので、久保田万太郎のことを批判できません。本書を読み、万太郎が打ち込んだ文学には、ダメな人も受け入れてくれる懐の深さがあると思いました。2024/03/10

asobi

9
浅草の大御所として、なんとなく名前とイメージだけ知っていた久保田万太郎。表紙のイメージに惹かれたらちゃんとした本でした。というのも文は日経の私の履歴書、絵はイラストではなく、ちゃんと描かれた絵だから。随所に挿入される俳句と同様、文章と絵が簡潔に大御所の美醜、本質を垣間見せている感じだ。久保田万太郎にも大高郁子にもこれを入り口として追っかけて行きたい気にさせてくれる。2023/04/08

skr-shower

2
この本を読むと、大御所が妙に可愛いく思えてしまう。日系の「私の履歴書」は本人に都合の良い「悪い事」は出てくるけれど。2018/04/24

エリザベス

2
叱られて目をつぶる猫春隣2018/04/08

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