出版社内容情報
漱石生誕150年。絶大な人気を誇る名作はいかに読まれうるか。『坊っちゃん』をめぐる対談、エッセイ、評論等をベストセレクション
目次
石原千秋『坊っちゃん』はどう読まれてきたか
対談 いとうせいこう×奥泉光―文芸漫談 ちょっと淋しい童貞小説『坊っちゃん』
インタビュー 河合隼雄 聞き手=小森陽一・石原千秋―坊っちゃんのサイコロジー
エッセイ 小林信彦―“坊っちゃん”と“うらなり”『うらなり』創作ノート
小森陽一―『坊つちやん』の七不思議
大澤真幸―坊っちゃんは水甕の中から出られるのか
小田島恒志―戯曲翻訳家から見た『坊っちゃん』の語り
文月悠光―ごめんね、坊っちゃん
小平麻衣子―聞こえてくるのは誰の声か?揺れる発話表記
伊藤かおり―“ポスト・トゥルース”の時代に読む『坊っちゃん』〔ほか〕
著者等紹介
石原千秋[イシハラチアキ]
1955年、東京都生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。