大岡昇平―文学の軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 168p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309025339
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

中也、小林らとの文学格闘で鍛えられて出発した作家が、粘り強い散文精神を発揮し、戦後文学の極北となるかを書き下ろす遺稿。

川西 政明[カワニシ マサアキ]
1941年大阪市生まれ。文芸評論家。小社編集者として『埴谷雄高作品集』『高橋和巳作品集』を世に出す。著書『わが幻の国』で平林たい子文学賞、『武田泰淳伝』で伊藤整文学賞受賞。他の著書に『謎解き「死霊」論』『文士と姦通』等がある。

内容説明

小林秀雄、中原中也という、最高の批評家、詩人と宿命的に出会い、鍛えられた作家が、従軍体験をへて、“歩哨の眼”でみる徹底した観察と分析による、実証的な散文精神に裏打ちされた評伝、歴史小説、戦後文学作家として屹立していく軌跡を描く、「新・日本文壇史」の著者による渾身の遺稿。

目次

第1章 出生の秘密
第2章 大岡昇平と中原中也、富永太郎、小林秀雄、長谷川泰子
第3章 出征・「殺さず」・俘虜
第4章 「俘虜記」「野火」と中原中也伝、富永太郎伝の作家誕生
第5章 坂本睦子という妖女
第6章 戦後派への復活

著者等紹介

川西政明[カワニシマサアキ]
1941年、大阪府生まれ。文芸評論家。中央大学卒業後、河出書房新社編集部を経て、文筆業に専念。2016年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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寛理

0
大岡昇平の本を読んでいれば誰でもわかることしか書いていない。というか、中原中也や小林秀雄を語ったところはまったく大岡とは関係がなく、しかも川西自身にまったく理解できないで書いているとしか思えない。遺著らしいので仕方ないかもしれないが、これほど読む価値のない本も珍しいだろう。2020/07/20

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