ふたり天下

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309025162
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

<合戦屋シリーズ>の北沢秋、待望の時代小説最新作。関ヶ原の戦から7年。黒田長政、結城秀康のふたりが手を組み、天下を目指す!

北沢 秋[キタザワ シュウ]
東京都生まれ。東京大学工学部卒業。2009年に『哄う合戦屋』(双葉社)にてデビュー。続編となる『奔る合戦屋』、『翔る合戦屋』と合わせた<合戦屋シリーズ>は50万部を超えるベストセラーとなる。

内容説明

東西を二分した天下分け目の大合戦から七年。実質的な天下人となりながらも、その基盤はいまだ盤石とは言い難い徳川政権。第一の戦功をあげながら、その才ゆえに次第に家康から遠ざけられる黒田長政と、事実上の長子でありながら養子に出され実父・徳川家康より疎まれてきた結城秀康が手を組み、渾身の策で天下獲りを狙う―。天下を治める「大義」を盾に、究極の駆け引きが始まる!!

著者等紹介

北沢秋[キタザワシュウ]
東京都生まれ。東京大学工学部卒業。自動車メーカーでの会社員生活を経て、2009年に『哄う合戦屋』(双葉社)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

105
北沢秋は、全作品読んでいる作家です。久々、歴史小説の新作、黒田長政と徳川家康との化かし合い&謀略、300P強一気読みしました。新鮮なテーマで歴史に「もし」を投げかけることが出来たら面白いんでしょうネ。二代将軍徳川秀忠が凡庸だったからこそ、徳川政権は長期安定したのかも知れません。2017/01/14

ゆみねこ

74
北沢さんの歴史エンタメは、読みやすくて大好きです。関ケ原以降、まだ徳川が真の天下平定を成していない混乱期。黒田長政と結城秀康が組んで天下を狙う。歴史は変えられないけれど、もしかしたらと想像をすることは楽しい。2017/01/04

イトノコ

35
関ヶ原で大功を挙げるも掌を返された黒田長政と、実子でありながら父家康に冷遇され続けた結城秀康。ふたりの男が結託し、関ヶ原で決した徳川の天下に反旗を翻す。/黒田長政(地味)と結城秀康(地味)が手を結んでいたら…という戦国好きの心をくすぐる歴史IF小説。結末には賛否あるだろうけど、まあそれはいい。しかしあの昔話の多さはなんとかならないのか。約300ページ全5章のうち、2章は長政と秀康のバックボーンに費やされ、その後も立花宗茂の回想やらが挟まれて、実質話が動くのは100ページくらい。短編でいいじゃん。2022/04/05

Kaz

35
これは結城秀康、黒田長政の2人を主人公に立花宗茂を絡めた歴史ファンタジーだ。秀吉を天下人に押し上げた父・官兵衛。家康に天下を取らせた息子・長政。キングメーカーの素養がある黒田家だからこそ、この話も「あり得るかも」と思わせるものがある。 確かに三成憎しの一心で関ヶ原で家康に味方した、豊臣恩顧の大名たちは江戸幕府ができてから寝覚めの悪い思いをして居たことがしのばれる。 生きていく上で腹に据えかねる思いを他者に持つことは避けられないが、そのときは距離間を無関心になるまで離すのが賢いんだろうな。2018/07/16

ASnowyHeron

35
親が偉大であるがゆえに本人がまっとうに評価されず、鬱々している心情がよく伝わってくる。豊臣家の行く末は歴史的に知っていても、関ケ原と大阪の陣の間に天下そ揺るがす騒乱が起こっっていたのか!?、と思わせる展開に引き込まれた。歴史小説の間隙をつくような物語でおもしろかった。2017/02/18

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