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出版社内容情報
差別と迫害を乗り越えて、ブルースが映画「燃えよドラゴン」に込めた想いとは? 独自取材で明らかになった壮絶な32年間の物語。
河出書房新社編集部[カワデショボウシンシャヘンシュウブ]
NHK「アナザーストーリーズ」取材班[エヌエイチケイアナザーストーリーズシ]
内容説明
なぜ、人々はこの映画にこれほど熱狂したのか。関係者への独自取材で明らかになった、遺作「燃えよドラゴン」に至る壮絶な32年間の物語。
目次
1 路上での闘い(闘い続ける理由とは?;「ドラゴン」を背負って ほか)
2 自分との闘い(100ドルを手にアメリカへ;カンフーを世界の武術に ほか)
3 見えない敵との闘い(ハリウッド映画主演を夢見て;武術家生命の危機 ほか)
4 時間との闘い(タイトルに「ドラゴン」を;尽きることのないトラブルの種 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかやん
14
本書はブルース・リー初心者のための入門書。少し前までブルース・リーは単なるアクション俳優だと思っていた。「お前は何流だ?」と問われると「俺は俺自身だ」と答える、彼は型無き武術家。イギリス人に搾取されていた時代の香港、公民権運動前後のアメリカ、そんな時期にブルース・リーは登場しすぐさま退場する。この本では「Don't think! feel! (=考えるな!感じろ!)」の真髄にはとても近づけないものの、彼が人種を超えた存在に至る経緯を大まかに知る一助にはなる。2017/04/03
えみー!
2
まさに波乱万丈、濃厚な32年の生涯。 やりたいことは山ほどあったであろう。 彼から学ぶのはやはり、「ブルースは型を持たない」に尽きる。武術も生き方もその柔軟な考え方があらゆることを吸収する基礎なんだと思った。2019/11/04
Nori
1
ブルース・リーの生涯をその哲学と共に振り返る。32年という余りに短い、しかし、凝縮された人生を駆け抜けた男。イップマンから詠春拳を学んだ彼だが、その型のみには捉われず、あらゆるモノから学び吸収し、独自の道を編み出した。生き方も型通りではなく、その時々の流れに従い、流れの中で己の為し得ることを模索し、行動した。多くの武道では、まず型に習熟するところから入る訳だが。仕事も同じといえば同じだよね。そして型に習熟したのち、そこで甘んじるのか否か、その人の覚悟が問われるんじゃないかな。2023/04/24
不動 明
1
ほぼ知ってる事でありましたが、やはり買わずにはいられませんでした。これはNHKの「アナザーストーリーズ」という番組で放送されたものを活字に起こした本で番組をYouTubeで見ましたが、それでもブルースについて書かれてある新刊本と知るだけでスルーは出来ませんでした。マニアには既知のだらけですがブルース・リー入門?には優しい?本かと思います。2016/10/18