出版社内容情報
名門野球部廃部の危機を救うため、脚の怪我で野球を捨てた高校生・凱監督が立ち上がる。無謀な条件に挑む高校生たちを描く。
本田 有明[ホンダ アリアケ]
作家、経営コンサルタント。著書に『最後の卒業生―夕張に生きる中学三年生たち』『歌え! 多摩川高校合唱部』『ファイト! 木津西高校生徒会』『ソクラテス・メソッド』(以上、河出書房新社)などがある。
内容説明
長く甲子園で栄光を極めてきた天堂北高校野球部がたび重なる不祥事と校長の代替わりで部員募集を停止した。廃部一直線の中で、選手たちは校長と一か八かの賭けに出る。無謀な条件をクリアするため、学生監督・朝日奈凱の挑戦が始まるが…。リミットは3カ月、県ベスト4に進めなければ即廃部!
著者等紹介
本田有明[ホンダアリアケ]
作家、経営コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chimako
91
爽やかな青春高校野球小説。ヤングアダルトはやっぱりこのくらい気持ちよく終わってほしい。サッパリとした読後感でスッキリする。かつての野球名門高 天堂北高野球部は不祥事と1回戦敗退が重なり部の存続は風前の灯。監督だった校長の厳しい条件を飲む代わりに、監督交代を提案した部員たち。その監督は何と元野球部の朝日奈凱。交通事故で足を怪我して退部した元エース。強引な勧誘で監督になった凱とマネージャー二人を加えて野球部が動き出す。校長の出した条件は県大会best4。どんな練習をし、試合に挑むのか。こうご期待。2017/02/04
杏子
20
年末から読んでいたが、やっと読了した。この著者の本はこれで5冊目になるが、これが一番進まなかった。野球部の話で、自分の興味とはかけ離れていたせいだろう。青春小説の部分ではまだしもだったが、それも微妙。試合の描写を読むのは辛かった。そこでしばらく読むのをやめたほどだった。主人公の病気のことを知ってからは少し興味がわいたけど。これからどうなるのか?来年の夏、甲子園に行けるまでに野球部が発展すればよいなと思った。2017/01/01
Yoshihiko
11
高校生監督の野球部再建話。読後さわやかな感じの青春物語でした。少し違和感も感じながらも...。もう少し話に深みが欲しかったかな?2016/10/05
Yasushi Hanada
10
交通事故と難病の為に野球を諦めた実力のあるピッチャーだった高校生がチームの危機に学生監督に。出来過ぎ感はあるけどもまさに熱い青春そのものって感じの小説。2016/08/27
よっしー
4
★3.5 青っぽい野球小説。2023/04/23