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夜を聴く者

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309024516
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

綾鳥こずえは言った。「恋人はね、親友よりも上の存在なのよ」と――『惜日のアリス』で鮮烈なデビューを飾った著者が贈る友情小説。

【著者紹介】
1984年生まれ。早稲田大学法学部卒業。小説家、文芸批評家。著書に『惜日のアリス』がある。

内容説明

伝わらない思いとか、つぶされていく気持ちとか…。「夜」の声は、耳を傾けようとする人にしか聴こえない。「夜」の声は、聴くことを許された者にしか聴こえない。この作品は、今日も、どこかで、かすかに聴こえる私たちの「夜」を描いた小説です。気鋭が贈る、狂おしいほどの「友情」小説。

著者等紹介

坂上秋成[サカガミシュウセイ]
1984年生まれ。早稲田大学法学部卒。小説家、文芸批評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いぬすけ

4
BLでもなくjuneでもなく、なんだこれと思いながら読んだ。だらだら長いだけでとりとめなく終わった印象。巻末の短編の方が面白かった。事件の起こらないライトノベルみたいだったけどw 表題作も短編にすればよかったんじゃないか。この作者はナイーブで物事を分析する力はあるけど、物語を構築する能力はないな。純文青年のオナニー見せられた気分。ミハイとトウヤの会話に違和感。濃度高いオタクならともかく、フツーの社会人の男がこんな口調でしゃべってるの見たことない。自意識過剰なマイノリティを描きたいなら、もっと血反吐吐け。2016/07/26

浅井

1
一言では表現できない、日本語の単語では命名/範疇化されていない、心情・感情・関係性を、小説という形でことばを紡ぐことによって表現しようと試みたんだ。2018/11/25

soucute

1
日経で紹介されていたので読んでみたけどイマイチ。同性愛か?友情の延長での愛情?主人公が親友の彼女に対して嫉妬心がすごい。2作目の短編の方が、少女と少年の多感な時期の成長が丁寧で面白かった。2016/04/24

getaya

1
☆☆2016/03/23

アカリカラキタヨ

0
きちんと材料が準備され書かれているが急用が途中入りとにかく皿にのせた、そんな作者の背中と小説を前にした時の困惑。男性キャラクターの設定はすごく良いのですよ。友情小説って帯のフレーズも希求力ある。この本を読んで、誰か、おれならわたしなら、もっと巧く構築された小説に仕上げられる、という人間の友情小説がどこかで書かれていればいいな。2017/02/09

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