出版社内容情報
エロ本の時代は、いま終わろうとしている。雑誌の黄金時代とともに、男たちが築き上げた偉大なるエロ本文化をめぐる貴重な同時代史。
【著者紹介】
1956年、所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。バブル焼け跡派を自称し、ノンフィクション、小説、評論等を執筆。著書に『裏本時代』『AV時代』『60年代 郷愁の東京』『迷宮の花街 渋谷円山町』他。
内容説明
雑誌の黄金時代、自由と夢を抱く男たちが築き上げたエロ本文化。現場の貴重な証言を満載しておくる、30年間の同時代史。1980年代に輝いた、エロ本という文化。
目次
極私的エロ本前史
八〇年代エロ本クロニクル
昔はよかったんじゃない 昔がまともだったんだよ―八〇年代エロ本の製作現場はどうなっていたのか
日本出版史のターニング・ポイント―自販機本の世界
『ビデオ・ザ・ワールド』休刊に想う
縁は異なもの。ミスター・Oを待ちわびながら―伝説のエロ本ライター、奥出哲雄のこと
伝説の人 奥出哲雄―エロ本にひとつの時代を作った男
「エロ雑誌一代」編集者、櫻木徹郎
社会に受け入れられない部分を本にするのがエロ本屋―中沢慎一インタビュー
美少女伝説を創った男―山崎紀雄物語
モデルの肖像―野良猫のように自由で美しかった、エロ本の天使たち。
彼女の周りだけは八〇年代が続いている―女優・中村京子
熱海でも旅館でもなく―回想の一九八〇年代
エロ本が創りあげた写真の文化・文章の世界
エロは終わっているわけじゃない―デザイナー・有野陽一
エロ本が減っていくと同時に自由さも消えた―デザイナー・明日修一
不良やはぐれ者達の祝祭の真ん中で―編集者・曽根賢(ビスケン)
男たちの点鬼簿
アダルト業界壊滅前夜
著者等紹介
本橋信宏[モトハシノブヒロ]
1956年、所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在、都内暮らし。半生を振り返り、バブル焼け跡派と自称する。執筆内容はノンフィクション・小説・エッセイ・評論
東良美季[トウラミキ]
1958年、川崎市生まれ。國學院大學哲学科卒。編集者、AV監督、音楽PVディレクター、グラフィック・デザイナーを経て、2000年頃より執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン