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天野祐吉―経済大国に、野次を。

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309023205
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

名コラムニスト・天野祐吉が残した言葉を、『広告批評』の歴史と共に振り返る。谷川俊太郎・橋本治・箭内道彦・横尾忠則・川崎徹他。

内容説明

「編集後記」とともに振り返る天野祐吉編集長時代の『広告批評』誌上再現!

目次

巻頭(『広告批評』30年間全表紙;『広告批評』プレイバック! ほか)
特別寄稿(権力から遠く(谷川俊太郎)
さてはこの雑誌をつぶす気だな、だったらご協力いたしましょう(横尾忠則) ほか)
インタビュー(東海林隆―『広告批評』は〔運動体〕だったんだと思います。;箭内道彦―天野祐吉からの宿題。)
特別対談 天野伊佐子×高橋美佐子「こしあん、つぶあんどちらが好き?」―世間話から始まる文化論
対談(×谷川俊太郎―詩を書くこととコピーを書くこと;×杉浦日向子―成熟社会人心得―パソコン背負って江戸へ行こう ほか)
エッセイ(広告も変わったねぇ。―ぼくと広告と広告批評;わが家が壊される日 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nizimasu

4
ここにきて、天野祐吉サンの本が何冊も出ていて、目を通してみると自分の中にあるサブカル的な視点の大きな影響が広告批評、ひいては天野サンの文章にあることに気づいた。資本主義の消費の尖兵として広告が機能していた80年代から、日本が踊り場を迎えた90年代にも広告を叱咤激励しながらも日本のある種の消費至上主義からの脱却を説いていた天野サン。晩年は原発の問題にも取り組んでいて、どこかイメージが先生とだぶります。広告批評を通じて知った人たちから得た知見は実に豊かで、まだまだ天野サンの息づかいは日本にあるなあと思うばかり2014/10/06

ショーリ

0
天野さんの、世の中を見る目が好きだ。考え方が好きだ。そして文章が好きだ。広告を批評することで世の中をおもしろがった天野さんの対談や所縁ある著名人の寄稿文など盛りだくさん。『広告批評』の全バックナンバー表紙も見所!2014/09/29

あだっち55

0
大貫卓也がp.153「天野さんは広告の世界の応援団長でした。………(デザイナー)の仕事を一般に向けて通訳してくれるばかりか、さらにコンセプトまで提示してくれました。」p154「天野さんが広告を通して世の中を批評するのを見ながら、逆にこちらは世の中を批評しながら広告を発想するということを学んだのかもしれません。」と追悼しているが、広告を単に商品を売るためのものから、世の中の批評にまで高めた人。それを面白がってやっていたところが凄いなぁ。2021/10/09

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