三島由紀夫の肉体

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309023182
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

三島由紀夫ほど肉体にこだわった作家はいない。初めての肉体論。コンプレックスの克服が、三島の文学、精神世界の達成でもあった。

【著者紹介】
1952年、東京生まれ。文芸評論家、三島由紀夫研究家。「高橋たか子論」で群像新人賞評論部門授賞。著書に『三島由紀夫の時間』など。

内容説明

一九五九年七月某日、三島は紹介状もなく、東調布警察署を訪れ、剣道の指南を願い出た。…ボディビル、ボクシング、居合、空手、自衛隊、楯の会。からだを鍛えること、仲間と励むこと、肉体美。三島の文学、美学、思想、行動の中心をなす、「肉体」についての新たな考察。

目次

第1部 宿命のボディビルダー(肉体の飢渇;肉体のめざめ;肉体のゆくえ)
第2部 体験的スポーツ論(ボクシング―血の優雅;剣道・居合・空手―文武両道;東京オリンピック1964―肉体の無力)

著者等紹介

山内由紀人[ヤマウチユキヒト]
1952年、東京都生まれ。立教大学文学部卒。文芸評論家。1984年、「生きられた自我高橋たか子論」で第27回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

48
三島にとって肉体は青春の目覚めであり、言葉の権化であった。文武両道を成したその僅かな瞬間に、自刃で楔を打ったのだ。三島が生きたのは、肉体の青春であった十五年間だったのだろう。完全なる美学を時に昇華させて。2014/12/14

takao

2
ふむ2022/10/20

Hiroyu Nakajima

0
読了2016/07/19

towerofthesun

0
三島が先の東京五輪の特派記者として多くの観戦記を残していたことは初耳だった。一種独特の観戦記事を、筆者は三島一流の文章と褒めているようだが、私にはまさにこの美文こそが、三島の肉体に対する衒いのように思えた。2014/11/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8232213
  • ご注意事項