半自叙伝

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309022574
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

作家は、時代に何を感じ、人の顔に何を読み、そして自身の創作をどう深めてきたのか――。生い立ちから現在までを描く自伝的エッセイ

【著者紹介】
1937年東京生まれ。東京大学独文科修士課程修了。71年「杳子」で芥川賞受賞。83年「槿」で谷崎潤一郎賞を、87年「中山坂」で川端康成文学賞を、90年「仮往生伝試文」で読売文学賞を受賞。

内容説明

時代になにを読み、自身の創作をどう深めてきたのか老年と幼年、魂の往復から滲む深遠なる思索。現代日本最高峰の作家が語る、その半生。

目次

1 半自叙伝(戦災下の幼年;闇市を走る子供たち;蒼い顔;雪の下で;道から逸れて;吉と凶と;魂の緒;老年)
2 創作ノート(初めの頃;駆出しの喘ぎ;やや鬱の頃;場末の風;聖の祟り;厄年の頃;秋のあはれも身につかず)

著者等紹介

古井由吉[フルイヨシキチ]
1937(昭和12)11月19日、東京都生まれ。1971年「杳子」で第六十四回芥川龍之介賞、1983年『槿』で第十九回谷崎潤一郎賞、1987年「中山坂」(『眉雨』所収)で第十四回川端康成文学賞、1990年『仮往生伝試文』で第四十一回読売文学賞、1997年『白髪の唄』で第三十七回毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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harass

52
著者の2つの作品集の月報と書下ろしをまとめたエッセイ集。幼少の頃からや戦中戦後、作家として駆け出しのころや最近のころのことなど。よく読む他の作家と違い俗っぽさや媚がほとんどなく、知識をひけらかすこともなく、こういう文学者の作家は珍しいなと思う。独特の言い回しと語彙はなにか癖になる。この人の古い翻訳のムージル『愛の完成』(岩波文庫)の異様な日本語を読んだ感覚を思い出してしまう2017/02/27

jahmatsu

13
自伝的エッセイという事で由吉氏の他作品に比べかなり読みやすい作品だった。ただ日本語の奥深さというか、この言い回しと言葉の美しさには、毎回のように打ちのめされパワーを貰う。2017/09/08

かつみす

6
2012年に刊行された「自選作品」に寄せた文章と、その30年前に書かれた創作ノートという二部構成。比べてみると、お年を召した最近の文章の方がずっと面白い。バブルや震災で傾いていく、90年代以降の日本社会と、頸椎や網膜の病気に苦しめられる書き手自身の歩みとが同期する。老いが深まってくるにつれて、空襲で命からがら逃げまわった幼年期の記憶も前面に出る。錯誤した自らの感覚を意識しつつ振り返る、長い作家生活。いつまでも読んでいたくなる味わいある文章。息が長くて完読が難しい古井文学に入っていくための良い手引きになる。2017/11/26

みもざ

3
某編集者のTwitterで引用された一節のあまりの秀麗さに取り寄せた。どこかになにかきらめくヒントがないものか、さもしさがどうしても先に立って、ただ流れる清らかな小川の水面を眺めるように読み進むのはなかなかの修練。著者に興味があるわけでもなく著書を読んだこともない。とつとつと語られる地に足着いた処世が清々しい。2015/10/06

Soma Oishi

2
古井由吉さんについては競馬のエッセーと「円陣を組む女たち」という短編集、「楽天記」という長編を買って読んだぐらいです。 ドイツ語の先生から作家へ転身したとありずいぶん高尚な人なのだろうと思って作品を読むときは余計に身構えていました。この本を読んで古井由吉さんの作品をもっと気軽に読めるようになったと思います。それだけでも収穫になりましたね。(にゃ)2014/05/20

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