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馬喰

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309022420
  • NDC分類 648.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

原発に翻弄された馬喰一家に寄り添い、馬喰から見た野馬追の裏側を追う。馬と人間の繋がりを追うノンフィクション。角幡唯介氏推薦!

■ノンフィクション作家・角幡唯介氏推薦■
「やさしくて、ユーモアが溢れていて、でも辛辣。
 それにしても、こんなにあけすけに書いて大丈夫なのか?」

【目次】
第一章 ワケあっておちんちんがハレちゃった或る馬
第二章 馬喰兄弟
第三章 ヤクザとサムライ
第四章 屠場を訪ねて
第五章 祭の馬
第六章 ブラジルでフクシマを捜す

【著者紹介】
1979年福岡県生まれ。映画監督。東京の三畳一間を拠点にアジア各地の映像取材をして糊口をしのぐ。作品に『花と兵隊』、『相馬看花』、『311』(共同監督)などがある。2013年12月に『祭の馬』が公開。

内容説明

原発という国策に踏みにじられ、逃げ惑うことになった馬たち。食用として奪う命と、餓死させてしまった命。私は「食って供養する」ことに無自覚だった―。国策に踏みにじられた馬たちの叫び。

目次

第1章 ワケあっておちんちんがハレちゃった或る馬
第2章 馬喰兄弟
第3章 ヤクザとサムライ
第4章 屠場を訪ねて
第5章 祭の馬
第6章 ブラジルでフクシマを捜す

著者等紹介

松林要樹[マツバヤシヨウジュ]
1979年福岡県生まれ。福岡大学中退後、日本映画学校(現・日本映画大学)へ。卒業後、映像ジャーナリスト遠藤盛章のアシスタントを経て、東京の三畳一間を拠点にアジア各地の映像取材をして糊口をしのぐ。2009年に戦後、タイやビルマ国境付近に残った未帰還兵を追ったドキュメンタリー映画『花と兵隊』を発表、第1回田原総一朗ノンフィクション賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Chocolatcorne

5
長い長い時間をかけて読んだ本。昔、母方の親戚が馬喰を営んでおり、父方の祖父は近衛兵で、サラブレッドを愛し、その名前を父に与えた。そんな馬との縁がある私。馬と人間の世界の深く重いつながりとギャップの切なさ。重たいノンフィクション、荒削りですっきり読める本ではない。ただし、整理できない複雑さ、重さ、そして痛みに、ついページをめくる。屠る馬を、その最後まで撫でて愛でる馬喰の崇高な心はただペットを愛玩するだけの愛とは違う。神への愛に近いのかもしれない。馬たちの生と冥福をあらためて神に祈る。2014/04/20

4
ドキュメンタリー映像作家による原発問題を中心に人と関わった馬達の姿を追った作品。馬の仕事に従事している事もあり、興味深く読んだ。文章に拙さは感じるが、馬に対する優しい目線がよく伝わる。馬喰という仕事は非難されがちで奇妙さを感じていたが、本人達の声を聞けて良かったと思うし、これを機に偏った意見が減れば良いと思う。映画『祭りの馬』がどのようなものになっているのか是非観てみたい。2015/10/31

いろじろ

3
何事にも明るい面と暗い面がある。復興も美談と不祥事ばかりではないし、それらも、ワイドショーで報じられている ことだけではない。いま感想として、それ以上言えない 。2014/06/25

epicurean

2
「祭の馬」を観ていたので、読みつつ情景も沸いた。馬に感じるロマン。なぜか悲しそうな馬の瞳。美しく気高い生き物にも見え、憐れな家畜にも見え。馬が大好きで大好きで、でも絶対に馬には生まれたくないな!と思ったり。私はこれからもずっと馬を身近に感じて、馬に魅せられ生きてゆく。一度馬の虜になってしまった人は、形はどうあれ、それが不格好で得にならなくても、馬を離れることは難しいんだろうな。2014/06/05

konaka

2
3/52014/03/08

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