出版社内容情報
ひかりかがやく川のほとりで日々をすごす少年たちにも別れの季節は来た。名作『四万十川』の作家が16年ぶりに書き下ろす感動の作品
【著者紹介】
1950年高知県生まれ。'87年『四万十川|?あつよしの夏』で文藝賞、'89年坪田賞受賞。'96年『四万十川、第六部』をもってシリーズを完結させる。他に『ゆたかは鳥になりたかった』『母の四万十川』など。
内容説明
いつも川で漁をするヨータ、ミツオ、ノリ子、ヤスヨたち。その日々を中心に少しづつ変わりゆく村のすがた、親たちの苦悩、別れの悲しみなどを水彩画のように描き出す。川の四季にきざまれる限りなくやさしい魂のふるさと。『四万十川』の作者が十六年ぶりにおくる新たなる名作。
著者等紹介
笹山久三[ササヤマキュウゾウ]
1950年高知県生まれ。’87年『四万十川 あつよしの夏』で文藝賞、’89年坪田賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コリディ
2
4点。うーん、情緒的な牧歌的な小説なんだろうが、読みにくいし、何を言いたいのかわからない。四万十の名前に魅かれ読んでみたが、非常に豊かな川なのだ(だった?)ということと、貧しいながらも懸命に生きる子供のたくましさを感じただけでした。2015/11/15
りょうけん
2
☆3つ 2013年最後の読了本は我が故郷を流れる吉野川・・・から程よく遠い土佐高地四万十川のお話。 たぶん40以上も前の時代設定だと思われる。川でうなぎやアユ、ハヤを獲ってくらしをたてている人々のことが書かれている。 笹山久三と言う作者は知らない。が、ちょうどこの物語の頃わたしも小学生であった。眼の前にあった吉野川へは良く釣りに行った。そのころと同じ情景が思い浮かぶお話であった。 みなさま、良いお年を。2013/12/31
空隼
1
懐かしい時代の話、でも何を伝えたかったのだろうか?2014/01/27