午前32時の能年玲奈

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309022246
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「あまちゃん」を核にアイドルの未来を語る表題作のほか、石原慎太郎や東浩紀をめぐる長文評論や、文学論をまとめた初の文化批評集。

「あまちゃん」を核にアイドルの未来を語る表題作と、書き下ろしの「同・完結編」のほか、「AKBと文学」「お笑いと文学」といったエッセイや、石原慎太郎、東浩紀、宮台真司をめぐる長文評論、文学論、読書論をまとめた初の文化批評集。

【著者紹介】
1960年生まれ。作家・アイドル評論家。著書に、『アナーキー・イン・ザ・JP』(新潮社)、『学校で愛するということ』(角川書店)、『アイドルにっぽん』(新潮社)など。

内容説明

『あまちゃん』能年玲奈論(書き下ろし完結編)、AKB48論、石原慎太郎・宮台真司・東浩紀らをめぐる長文批評など、アイドルから文学まで―時代の先端を疾走する著者の挑発的文化批評集。

目次

1 午前32時の能年玲奈
2 アイドルと文学(AKB48と文学;もし寺山修司が、いま生きていたら ほか)
3 文庫解説アクロバット(解説、あるいは、僕流仁義通します―橋本治『極楽迄ハ何哩』;笑いと逸脱に満ちた山口昌男体験記―山口昌男『笑いと逸脱』 ほか)
4 リンクする文学&泥棒少年読書日記
5 論壇アイドルの肖像(宮台真司の“転向”;東浩紀というキャラクター ほか)
6 愉しい文学

著者等紹介

中森明夫[ナカモリアキオ]
作家・アイドル評論家。1980年代からライター、エディター、コラムニスト等、多方面で活躍。初の純文学作品『アナーキー・イン・ザ・JP』が三島由紀夫賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

17
アイドル論と文学論が絶妙にブレンドされた評論集。能年さんに希望を見出した著者の先見性に感心するばかり。また、石原慎太郎に関する考察は白眉。2014/02/06

魚京童!

16
能年さんに騙された。2014/09/30

nbhd

9
中島哲也の映画「告白」に能年玲奈が出ていたとは知らなかった!まず、その頃から目を付けていた筆者に敬意。…念のため、この本は一連のあまちゃん本ではありません。80年代以降の思想文化批評の系譜を見知る筆者がライター的な軽みのある文体で書いたゴリゴリの批評集です。たとえば、山田悠介「親指さがし」をポストモダンの文脈で評するあたりの鋭さ。たとえば、まったり革命後の宮台真司が何を言っても世界がまったりしちゃって響かないあたりをつっこむ鋭さ。僕は、現代日本の優れた知性だと思いますが。2013/11/09

赤字

7
『桐島~』や『あまちゃん』の批評ツイート、小説『アナーキー・イン・ザ・JP』は読んでいたが一冊の本に纏められた批評集を読むのは初めて。冒頭の表題「午前32時の~」にいきなりヤラレる。能年玲奈原理主義への道へ着々と歩を進める自分を感じる。/読んでいると対象を批評する人「自身」の顔が浮かび上がってくるのが不思議だ。水道橋博士の『藝人春秋』を連想する。/教養の少なさから内容を理解しきれていないのは重々承知であるがこの熱!『告白』、林真理子、石原慎太郎、中上健次の小説を早々に手に取らねば。2013/11/15

MG

4
本格的な新しいアイドル論=能年玲奈論ではありません。各種の評論文を集めた本です。もう、評論家というより業界人です。やはり、評論というのは、無名時代に社会に承認を求める要求から生まれたものが素晴らしいんだと思います。あまちゃん=AKB批判である論を1冊にまとめた本を期待してましたが。2014/02/07

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